第四百六十四話 キールでの邂逅その一
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
第四百六十四話 キールでの邂逅
芳佳は杏と会って目を輝かせて言った。
「私を前にしているみたいな」
「お互い小さいしね」
「そうですね、小さいですね」
「いや、この小ささでね」
杏は芳佳に笑って話した。
「よく子供に間違えられるのよ」
「それは私もです」
「けれど私この小ささが好きだから」
杏子は笑ったまま話した。
「いいと思ってるわ」
「背は気にしない、ですよね」
「そうそう、じゃあこれからお互いにね」
「頑張っていきましょう」
「そうしていきましょう」
「はじめまして」
鬼太郎は咲と共にペリーヌの前に来て挨拶をした。
「ゲゲゲの鬼太郎です」
「妖怪さんとのことですが」
「はい、そうです」
いつもの無表情での返事だった。
「僕は妖怪です」
「やっぱりそうですわね」
「そしてです」
鬼太郎はさらに言った。
「今は皆さんと一緒にです」
「スサノオと戦っていますわね」
「そうしています」
「そういうことで宜しくな」
咲は明るく挨拶をした。
「似た者同士でな」
「これだけいるから」
ことはも来て言ってきた。
「何とかなるわ」
「これからも戦いもですね」
「だからやっていきましょう」
「わかりましたわ」
「いや、何かね」
桜新町のヒメも芳佳に言ってきた。
「今回も色々な人がいるね」
「そうよね」
エルシャはイエーガーと話しながらそのヒメに応えた。
「私のそっくりさんもいるし」
「エルシャさんまたそうした人出て来たわね」
「そう言うヒメちゃんも」
「いやあ、そうした人達がいるとね」
「本当にいいわね」
「確かにね」
ほむらも微笑んで言ってきた。
「それだけで違うわ」
「ルッキーニちゃんだったわね」
「フランチェスカでいいよ」
フランチェスカは楯無に笑って返した。
「それでね」
「じゃあフランチェスカちゃんこれから宜しくね」
扇を手に挨拶をした。
「私達仲良くやれそうだし」
「絶対にね」
「それじゃあね」
「これから一緒に戦っていこうね」
「私様にもいい人が出来たわね」
留奈はエーリカとウルスラを前にして笑顔になっていた、そのうえでの言葉である。
「よかったわ」
「留奈ちゃんおらんかったん」
「いなかったでしょ」
燦にも返した。
「それまで」
「そう言われてみたらそうけえ」
「そうよ、けれどそれがよ」
「変わったんじゃな」
「有り難いことにね、うちのパパは何か縁があるっぽいけれど」
「タウラスとはフレンズだ」
そのルナパパの言葉である、親指を立てて言っている。
「心からのな」
「けれど私はだったしね」
「これから宜しくね」
「絶対に仲良くなれますから」
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ﾍﾟｰｼﾞ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿ｻｲﾄ〜
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ
2025 肥前のﾎﾟﾁ
しおりを解除