第四章 ダークサイドオブ嫦娥
後書き
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MOONDREAMER第四章の後書きとなります。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
この第四章【ダークサイドオブ嫦娥】は、自分の中でかなり短くなる予定でした。
それと言うのも、主要新登場キャラがほとんどオリジナルキャラというハードルの高いものだったからです。
加えて、嫦娥自身も東方において名前と少しの情報しか公開されていない、絵の存在しない人物であり、自分が描く彼女も8割方オリジナルキャラのようなものでしたから。
それでいながら、19話ほどになったのは、自分の中で上々の手応えでしたね。構想中は10話いくかどうかも怪しかったですから。しかし、あと一話で20話だったので、不謹慎な例えですが49歳の時に明智光秀の裏切りにより自害する事となった織田信長の気持ちが実感出来そうな感じですね。
それでも、この第四章と前作の第三章を足しても一番長い第二章よりも短いですが。
しかし、話の流れ上、どうしても別の章に分けておきたかったのですよね。復讐に身を置く純狐とヘカーティアの話と、真っ当な復讐対象ではない嫦娥との和解の話を一つの章に収めようものなら互いの要素が足を引っ張ってしまい興ざめしてしまうでしょうから。
例を一つ挙げると、遊戯王5D'sではダークシグナーのエピソードと、彼等の出現の遠因となったイリアステルや未来組のエピソードが別のシーズンに区切られて描かれている所がこの物語が入り込みやすいからくりだったと私は感じますから。
そして、純狐とヘカーティアの復讐対象になっていた嫦娥の処置について納得されていない方も多いかも知れません。
ですが、これが私の嫦娥への認識なのです。
私がそう思うに至った理由は二つですね。
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・儚月抄にて、玉兎達が綿月姉妹につくか、嫦娥につくか迷う余裕があった。
・紺珠伝で純狐とヘカーティアの話を聞く限り、悪行を行ったのは嫦娥の夫である。
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前者は、もし嫦娥がサイコパス型の支配者なら、玉兎がどちらにつくか等という曖昧な考えには至ってはいないだろうという事です。
もしサイコパス型だったなら、玉兎達は嫦娥から受ける恐怖により嫌々従うか、逆に綿月姉妹の方へと流れるか、はたまたサイコパス故の絶大なカリスマ性に魅了されて身も心も捧げるというような事をしたでしょうから。
後者は、割と東方らしい復讐心の描写ですね。その矛先が正当なものとなっていない事が他にも多いですから。
これらの事を踏まえて、私の中で『嫦娥は本当に悪い奴なのか』という疑問が浮かび、この第四章を構想するに至ったという事です。
タイトルに関してですが、やはりこれも映画作品世界のトランスフォーマーからとった訳です。
しかし、『MOONDREAMER』と『ダークサ
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