第四章 ダークサイドオブ嫦娥
第16話 月の罪人:前編
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たっけ? 先程の鏡の盾に、今の影からの攻撃」
その物言いに、勇美はおや? と思った。鏡の盾の事はさておき、影からの射撃は相手の意表を突く、卑怯とも言えるような戦法だったからである。それを咎められる事なく言われた勇美は意外だと思ったのだ。
「あれ、卑怯って言わないんですか?」
その疑問に対して、嫦娥はいとも当然というようにこう返すのであった。
「スペルカードのルールに乗っ取った攻撃ですから、それを責めるのは筋違いというものでしょう。別に自身の能力でも策でもないのに、相手の弱みに付け込む訳ではないのですから」
「ほええ〜……」
その嫦娥の物言いに勇美は呆気に取られてしまった。かなりこの人は物の考え方が達観しているようだと彼女は思う所なのであった。
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