スーパーロボット大戦OGs
0033話
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を思いつつ、整備員達や科学者が集まっている技術班の待機部屋へと向かった。
「ここか」
ニューヨークの夜に紛れるようにして、俺はそこにいた。
着ているものは、特脳研に忍び込んだ時と同じ闇に紛れる為の黒いボディスーツに赤外線探知や暗視装置、ズーム機能に映像保存機能。その他諸々の機能が詰め込まれたレモンお手製の特製バイザーだ。テスラ研で得た技術を使って作ったらしく、使い心地をレポート提出するようにと言われている。
もっとも、技術班員達は自分達の代わりに俺が使うという事で大喜びだったが。
にしてもレモンの奴、なんでこんなピンポイントに使えそうな装備品を用意してあったんだ? ヴィンデルから俺がこの任務を命令されると知っていたのか?
まぁ、使えるんだし問題は無い。データの方はともかく、紙の資料はこのバイザーにある映像保存機能を使えばダミーなんかは必要無いんだし。
ちなみに、他の道具類は持っていない。何せ俺には空間倉庫というものがあるので細々としたものはそっちに全部突っ込んである。
おかげで多少ではあるが、動きやすい。
「さて、まずは集中」
精神コマンドの集中を使用。
ちなみにこの集中の効果は1分程集中力を上げるというものだった。
より正確にはものごとの違和感を察知すると言えばいいのだろうか。
原作のように無条件で1ターンの間、回避・命中が30%アップというものではなく、その違和感を覚えてそれを基に行動した結果、回避や命中を上げるというものだ。
そんな曖昧な効果故か、加速なんかと同じように生身でも気軽に使える精神コマンドと言ってもいいだろう。
集中を使った効果により上がった集中力で周囲の違和感を探る。
「よし、特に何も無いな」
マフィアの事務所はオフィス街の一画にある為、夜の現在は周囲が暗闇に包まれている。
これが日本のヤクザとかなら繁華街に事務所があるんだろうが、堂々と組名を看板に掲げて存在する事の出来る日本と違い、ニューヨークではそんな真似は出来ない。
そんな真似をしていればすぐに警察なりなんなりが突入してくるだろう。
集中の効果で増した集中力により、周囲に警備をしている人物がいないというのは確認できた。
もっとも、俺の違和感を察知する能力よりも高い隠蔽能力を持った人物がいないとも限らないが、そこまで考えては何も出来なくなる。
周囲の闇に紛れるようにして、2階建てのその建物へと近づいていく。
「よし、スライム」
空間倉庫からスライムの触手を出し、液体状にして事務所の探索を進める。
全部屋の探索が終わるまで1分弱。建物の影に潜むようにして隠れていたが、幸い誰か来るという事もなく探索は終了した。
「中に人は誰もいないが、赤外線が
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