第五幕その九
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「あとかかしさんと樵さんは」
「僕はいいよ」
「僕もね」
二人は将軍に笑顔で答えました。
「油をさしてそれで磨けばいいからね」
「中の藁を交換して洗濯すればいから」
「僕達にお風呂は関係ないよ」
「お食事や睡眠と同じでね」
「そうしたお身体ね、そういえばお二人は朝にそうしたわね」
将軍はこのことにも言及しました。
「かかしさんは藁を交換して洗濯して」
「そうしたよ」
「樵さんは油をさして塗って」
「奇麗にしたよ」
「だからなのね」
将軍も納得しました。
「お二人もいいのね」
「お風呂のこともね」
「そういうことでね」
「そうだね、それぞれのお身体で違うのはね」
このことはといいますと。
「オズの国だからね」
「そうよね、じゃあ最後は将軍ね」
ドロシーは将軍に入浴のお話をしました。
「そうね」
「はい、じゃあ今から入って」
そしてというのです。
「それから晩ご飯ですね」
「そうなるわね」
「ではその間は皆は」
「ボードゲームしています」
カルロスが応えました、見れば皆実際にテーブルの上に大きなボードゲームを出して皆で遊んでいます。何時の間にかそうなっています。
そしてです、こう言うのでした。
「オズの国のボードゲームも楽しいですね」
「立体的だしね」
「しかも色々なことがあって」
「これは面白いわ」
「外の世界のボードゲームよりも」
四人も遊びながら言います。
「これで遊んでいますと」
「時間を忘れます」
「じっくり遊べますし」
「いいですね」
「僕はボードゲームが好きで」
五人と一緒に遊ぶ皆が言いました。
「よく遊ぶんだ」
「私と一緒にね。私は最初はしなかったけれど」
将軍も言ってきました。
「結婚して一緒にいる様になって」
「それでなんですね」
「将軍もなんですね」
「一緒にされる様になったんですね」
「ボードゲームを」
「それで今は」
「楽しく遊んでいるわ、じゃあ今からね」
笑顔で応えました。
「私はお風呂に入るから」
「その間はですね」
「こうしてボードゲームで遊んで」
「そしてですね」
「そうしてですね」
「その後はですね」
「晩ご飯よ。今日はパエリアとサラダと兎のローストよ」
このメニューだというのです。
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