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re:俺の幼馴染は童顔過ぎて同じ歳にはみえない
青葉、ねね、ほたる編
本編
俺と美術部と夏合宿 後編
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ねねは驚いた顔をして俺を見てきた。
俺もこんな事を青春ドラマみたいな事を言うとは思わなかったし言うつもりもなかった。さてと、ここからは俺らしく適当に話を進めよう。

「たとえ海外に行こうが宇宙に行こうが友達という関係は変わらねーよ。話したくなったり会いたくなったら連絡して来い、暇なら来てやるよ」

「ぷっ、あはははは、りくっちらしいや。そこは暇じゃなくても来てよー」

ねねは泣き止んでいつも通りのねねの表情に戻った。
やっとらしくなったな、これでねねの悩みは解決してくれるといいけど。俺に出来る事はやったんだから後は自己解決して貰おう。

「いや、暇じゃなくても行かないかもな。面倒だと思ったら行かない」

「それじゃあ絶対に来ないやつじゃん!!」

「おぉ、元気になってるじゃん」

すると背後から聞き覚えのある声が聞こえてきた。振り返ってみると日高先生が大きなコンビニのビニール袋を持って立っていた。

「あれちなっち、どうしたの?」

「どうしたのって酷いな、ねねっちを探してたんだよ、お菓子を買いに行くって出て行ったからコンビニ行っても居なかったから陸斗の所に来たの」

「お財布持って行くの忘れてた」

「お前らしいな」

日高先生は俺たちの方に来た。
バケツを見て釣れてるなーっと言ってから俺とねねにアイスを渡してきた。俺とねねはお礼を言ってからアイスを受け取って食べ始めた。

「うーんうまうま」

「この様子だと悩み事は解決したんだね」

「えへへ、うん別々の道を進んでもりくっちはいつでも来てくれるって言ってくれたから」

「そんな事言ってねーよ。暇で面倒じゃない日に会ってやるって言ったんだ」

「へぇ〜陸斗優しいね〜」

「へいへい、オレハヤサシインデスヨー」

「棒読みだ!」

ねねの悩みは無事にと言えるか分からないが解決した。俺は口にアイスを咥えながらゆっくりと立ち上がってバケツを持った。

「あれ帰るの?なら私もいくー」

「そうだ二人とも、旅館に戻ったらほたるんとあおっちの二人を連れて砂浜に来て、これするからさ」

そう言った日高先生はコンビニのビニール袋から花火を見せてきた。夏休みの合宿の最後らしいイベントだな。

「了解でありまーす!」

「っん」

俺は口にアイスを咥えてたから適当に唸って返事をしてからねねと一緒に旅館に向けて歩きだした。
二度目の高校生活、そして初めての高校生での最後の夏。こんなリア充みたいな終わりが来ようとは思いもしなかったな。

「夏の合宿で砂浜で花火なんてなんだかアニメや漫画みたいな展開だねー」

そうだなーっと思いながらねねの話を聞きながらのんびりと旅館に戻って青葉と星川を呼んで砂浜で花火をした。
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