第八話 速水の訪問その一
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第八話 速水の訪問
咲は高校生活をはじめていてその中でクラスメイト達のうち何人かとも打ち解けて言っていた、そして部活も決めた、その部活はというと。
「漫画研究会なの」
「小山さんそこに入るの」
「そう決めたの」
「中学の時もそうだったしね」
咲はクラスメイト達に自分達のクラスで話した。
「だからね」
「小山さんだとテニス部とかって感じだけれど」
「あとバスケ部とかね」
「そうした感じなのに」
「漫研なの」
「私元々スポーツしないから」
咲はクラスメイト達に笑って答えた。
「授業以外で」
「そうなの」
「スタイルいいけれど」
「運動はしないのね」
「犬の散歩位ね」
するのはというのだ。
「やるのはね」
「それ本当に意外」
「小山さんが運動しないって」
「文科系って」
「ちょっとね」
「意外なのね」
むしろ言われる咲の方がという顔だった。
「そうなの」
「そう、実際どうなの?」
「小山さん運動出来ないの?」
「その辺りどうなの?」
「平均より下よ」
咲は正直に答えた。
「中学の時はね」
「運動部じゃないから」
「だからなのね」
「そこはどうしてもなのね」
「落ちるのね」
「そうなの。それで部活も」
高校のそれもというのだ。
「やっぱりね」
「漫研にするの」
「中学もそうだったから」
「高校でもなのね」
「そうしてね」
それでというのだ。
「そっちも満喫したいわ」
「わかったわ、じゃあね」
「漫研頑張ってね」
「私達は私達で部活入るし」
「そうするし」
「そういうことね。あとね」
咲はさらに話した。
「部活入らない子もいるわよね」
「所謂帰宅部ね」
「あとアルバイトに専念する子ね」
「うちはアルバイト先生に言ったら確実に許可下りるらしいけれど」
「相当変なものでもない限り」
申請すれば通るというのだ。
「そうらしいけれど」
「帰宅部の子もいるわよね」
「やっぱり」
「そうよね。中学の時にいきなり生徒を何発も殴ったり蹴ったりする先生に出会って」
それでというのだ。
「それから絶対に部活入らないっていう人もいるみたいだし」
「それ暴力じゃない」
「絶対に駄目でしょ」
「生徒を何発も殴ったり蹴ったりって」
「それ指導?」
「虐待でしょ」
「そうした先生に出会ってね」
咲はクラスメイト達にさらに話した。
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