第五幕その三
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「脚立を使う時は注意しないとね」
「そうそう、落ちない様にね」
「落ちてもオズの国では怪我をしてもお医者さんが一瞬で治してくれるけれど」
「痛いものは痛いし」
「注意しないとね」
「はい、安全には気をつけて下さい」
桜も言ってきました。
「身体を動かしますと」
「どうしてもだよね」
「怪我をする危険は付きまとうからね」
「だからね」
「そこは注意してね」
「収穫をしないとね」
「そうです、ですから」
それでというのです。
「そこは注意しましょう」
「そうだよね」
「楽しくだけれど安全には気をつけて」
「そうしてやっていかないとね」
「楽しく安全に」
「そうしていきましょう」
「そうです、怪我をしてもいいことはないですから」
だからだというのです。
「そこは気をつけていきましょう」
「そうだね」
カルロスも応えてです、五人で力を合わせてネーブルの実を収穫していきました。そしてネーブルの収穫は。
一時間程で終わりました、それで五人は言いました。
「あっという間だったね」
「結構な量があったのに」
「五人でやったら」
「すぐだったわね」
「そうだったわね」
「やっぱりね」
ここでこう言ったのはカルロスでした。
「一人よりも二人でね」
「五人だとね」
恵梨香がにこりと笑って応えました。
「もっといいわね」
「三人寄ればっていうけれど」
それでもとです、ナターシャも言いました。
「五人いればね」
「もっといいね」
神宝も言います。
「三人よりもね」
「五人で一緒にやれば」
ジョージもにこにことして言います。
「もっといいね」
「そうだね、五人いたら」
カルロスはまた言いました。
「どんなお仕事もすぐだよ」
「そうです、力を合わせますと」
桜も笑顔で言ってきました。
「どんなお仕事も」
「すぐに終わるね」
「そうです、沢山の人が一つになれば」
そうなればというのです。
「本当に」
「あっという間に終わるね」
「そうですね、それでお仕事が終わりましたが」
「次は何処かな」
「はい、今度は桃ですが」
それでもと言うのでした。
「丁度三時ですから」
「あっ、おやつの時間だね」
「ティータイムでもありますね」
「そうだね」
「ではおやつにしましょう」
「おやつは何かな」
「それはです」
どうかとです、桜はカルロスに答えました。
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