第五幕その二
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「どなたかいらして下さい」
「じゃあ僕が行くよ」
かかしが名乗りを挙げました。
「では案内してくれるかな」
「はい、こちらです」
「無花果十個位いけます」
メイプルが駆け込んできました。
「そちらに案内します」
「そっちは僕が行くよ」
樵が応えました。
「そうしていいかな」
「お願いします、では」
「それではね」
「あの、ブランデーケーキで収穫出来るのがあります」
レモンが到着するなり報告してきました。
「何個かですか」
「そっちは私が行くわね」
ドロシーが言いました。
「そうするわね」
「ドロシー王女がですね」
「ええ、そうするわ」
レモンににこりと笑って答えます。
「そちらはね」
「ではその様に」
「行かせてもらうわ」
ドロシーも行きました、レモンに案内されて。ですが。
杏仁も来て言ってきました。
「お家の留守番お願い出来ますか?赤ちゃんのお供に」
「交代だね」
トトが応えました。
「ではそちらはね」
「はい、トトさんお願いします」
「すぐに行くよ」
「パトロール交代です」
ビスケットがやって来てすぐに言ってきました。
「私は休憩に入るのでどなたか」
「よし、ここは僕の出番だね」
臆病ライオンが笑顔で応えました。
「行って来るよ」
「臆病ライオンさんがですね」
「行かせてもらうよ」
「じゃあお願いします」
「ではね」
こう言って臆病ライオンも出て。
場に残ったのはカルロス達五人だけになりましたがここでキャラメルの収穫は終わりました、すると待機していたふわりが言ってきました。
「ご主人と奥さんに報告してきます」
「そうしてくれるんだ」
「はい、では皆さんは」
「他の場所にだね」
「行って下さい」
「それじゃあね」
「あの、次はです」
桜が来て五人に言ってきました。
「ネーブルがです」
「収穫出来るんだ」
「はい」
そうだというのです。
「それも結構な量なので」
「だからだね」
「来て下さい」
「わかったよ、じゃあね」
「はい、こちらです」
ふわりは報告に行って桜の案内を受けてでした。
五人は今度はネーブルの木に行きました、すると確かにでした。
「結構あるね」
「そうだね、収穫出来る実がね」
「オズの国の収穫出来る実は少し光るけれど」
「光っている実が結構あるわね」
「そうね」
「ではお願いします」
桜は五人の傍で立って尻尾を振りながら言いました。
「ネーブルは」
「それじゃあね」
カルロスが応えてでした。
五人で力を合わせてネーブルの実を収穫していきます、それぞれ脚立を使ってそうして実を取りますが。
五人はお仕事をしながらお話しました。
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