第130話
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ャロンさんが呼んだ天使のメイドの方達の事を……」
「うふふ、それは”これ”のお陰よ♪」
アイネスの口ぶりからその場にいなかったにも関わらずアイネス達がエウシュリーちゃん達の存在を知っている事に気づいたセドリックは戸惑いの表情で疑問を口にすると、レンが指を鳴らして自身の魔力で錬成した小さな鳥の姿をした使い魔を見せた。
「自身の霊力で錬成した”使い魔”を通して地下水路での出来事を見ていたのですか……」
「チッ、そういえば”星杯”でのアタシ達の様子を観察していたような話もしていたから、そんな器用な霊力の使い方ができる事にも気づいておくべきだったわね。」
レンが見せた使い魔を見て察しがついたエマは不安そうな表情で呟き、セリーヌは舌打ちをして厳しい表情でレンを睨んだ。
「クスクス、ベルフェゴールお姉さんに加えて”神速”のお姉さんが契約した”はぐれ魔神”でもある天使さんまでZ組のみんなに充てる事をルシエルお姉さんから聞かされた時は、レンですらも”やりすぎ”だと思っていたけど、結果的にはルシエルお姉さんの判断は正しかったようね。」
「!やっぱり私達の足止めにベルフェゴールまで充てていたんですね……!?」
「テメェらの中にはいないって事は、テメェらの後に控えているようだな、あの痴女は。」
意味ありげな笑みを浮かべて答えたレンの話からベルフェゴールも自分達の足止めに充てられている事に察しがついた仲間達がそれぞれ血相を変えている中、アリサは真剣な表情で声を上げ、アッシュは厳しい表情でレン達を睨んだ。
「うふふ、お察しの通り、ベルフェゴールお姉さんはレン達の次の相手にして、”最後の関門”よ♪――――――ちなみに”最後の関門”に待ち受けているのはベルフェゴールお姉さんとルーレの件以降にリィンお兄さんと契約を交わした新顔の使い魔の人よ♪」
「何ですって!?」
「ルーレの件以降という事は、その新顔の使い魔という人物は間違いなくオレ達も知らない人物なんだろうな……」
「ハア……当たって欲しくない予想が当たってしまったみたいね……」
「フフ、という事はその方はわたくしにとっては”後輩”に当たる方でもあるということですか。」
「シャロン、貴女ねぇ………というか、どうせその新しい使い魔も”性魔術”で契約したんでしょうね〜!!」
レンが口にした驚愕の事実を知ったサラは血相を変えて声を上げ、ガイウスは真剣な表情で呟き、シェラザードは疲れた表情で溜息を吐き、苦笑しながら呟いたシャロンの言葉に呆れたアリサは目にも見えるほどの怒気をメラメラと燃やしながらリィンを思い浮かべ、その様子を見たその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「クスクス、ちなみにこれは余
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