第130話
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い俄仕込みの腕前”の私達の未熟さを、ぜひ”本物の騎士”――――――それも”槍の聖女”自身に”現代の鉄騎隊”の”筆頭”を任されている貴女に教えてもらおうじゃない。――――――トールズのフェンシング部の実力、”現代の鉄騎隊”に見せつけてあげるわよ、ロギンス君、アラン君……!」
デュバリィの指摘に対してトールズのフェンシング部の部長にして”2年最強”と恐れられている女子貴族生徒――――――フリーデルは自分の部活仲間にして副部長の2年男子平民生徒――――――ロギンスと後輩の1年男子平民生徒――――――アランに声をかけ
「おおっ!相手にとって不足はねぇぜっ!!」
「はいっ!……って、フェンシング部の実力を見せるんだったら、俺達と同じフェンシング部のパトリックは一緒じゃなくていいんですか?」
フリーデルの呼びかけにロギンスと共に力強く答えたアランはある事に気づくとフリーデルに訊ねた。
「ふふっ、パトリック君はちょうどリベンジしたい相手が目の前にいるからいいのよ。――――――行くわよっ!!」
アランの疑問に対してエリゼに視線を向けながら答えたフリーデルは号令をかけてロギンスとアランと共にデュバリィに向かって先制攻撃を仕掛けた。
「……ッ!?くっ……今の剣捌き……アルゼイドの娘以上……!?”実戦”を経験したこともなく、エリス達のような”本物の戦場に出る覚悟”すらもない学生の中にこんな伏兵がいるとは……!」
フリーデルの先制攻撃を回避したデュバリィは信じられない表情でフリーデルを見つめた。
「確かに俺達にはあんた達のように”生死をかけた本物の実戦”の経験はないが、フェンシング部に所属している以上、俺達も”武の最強”を目指しているし、”覚悟”だってとっくにできてらぁっ!!」
「トールズ魂を舐めるなっ!!」
そこにロギンスとアランが左右からデュバリィに襲いかかったが
「Z組と違って、”端役”にしかなれない学生風情が調子に乗るんじゃありませんわっ!!」
「うおっ!?」
「うわっ!?」
デュバリィは反撃にクラフト―――――秘技・鳳仙剣で二人にダメージを与えると共に吹き飛ばした後フリーデル達との本格的な戦闘を始めた。
「気遣いありがとうございます、フリーデル部長。僕達はエリゼさんの相手をするぞ、セレスタン!援護を頼む、フェリス、サリファさん!」
「承知しました、坊ちゃま!」
「ええ……!アリサのライバルとして、絶対に負けられませんわ……!」
「相手は”剣聖”なのですから、幾らアリサ様でも厳しすぎる相手だと思われるのですが……―――――仕方ありませんね。」
一方パトリックはフリーデルに対する感謝の言葉を口にした後セレスタンとフェリス、サリファと共にエ
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