第130話
[4/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。
「まさかシャロンさんが呼んだ4人の天使達が”魔神”とも互角に渡り合える程の使い手だったなんて……」
「ぐぬぬぬぬぬ……っ!――――――こうなったら、私達だけでできるだけ多くの人数を抑えますわよ!”紅き翼”にとっては”鉄機隊”の”筆頭”たる私と”剣聖”である貴女を抑える為には相当な戦力を充てる必要があるのですからね……!」
バルディエルとエウシュリーちゃん達の戦いの様子を目にしたエリゼが信じられない表情を浮かべている中悔しそうな表情で唸り声を上げたデュバリィがエリゼに声をかけたその時
「いや――――――貴女達の相手は僕達だ……!」
アリサ達の背後から少年の声が聞こえた後パトリック率いるトールズ義勇隊がその場に駆け付けた!
「パトリック君……!それに義勇隊のみんなも……!」
「ナイスタイミングよ!」
パトリック達の登場にトワとサラは明るい表情を浮かべた。
「予定よりも少々遅れてしまい、申し訳ございません。――――――状況はまだ把握していませんが……どうやらそちらのお二人が会長達の行く手を阻んでいるようですから、私達の内の何人かが残って足止めをしますので、会長達は先に行ってください……!」
「うん!ここはお願いするね……!」
アリサと同じ部活仲間の貴族生徒――――――フェリスの言葉にトワが力強く頷いたその時
「こ、今度は一体どんな連中が”紅き翼”の援軍に現れると思ったら……”実戦”も知らない俄仕込みの武術を修めていた程度で”騎士団”を名乗っていたトールズの学生達ですか。――――――ルシエルからトールズの学生や教官達による援軍の可能性も教えられていたとはいえ、まさか本当に”戦力”として活用するとは……余りにも浅はかな生徒達ですわね。」
「やれやれ、パトリック君達の援軍すらも想定されていたとは、さすが”本職”だねぇ。」
「それよりもあたし達の教え子達のどこが”浅はか”なのよ!?」
「それに先輩達もそうだが、パトリック達の実力を”俄仕込み”と言った侮辱、取り消してもらおう……!」
困惑の表情でパトリック達を見回したデュバリィは呆れた表情を浮かべ、デュバリィの話を聞いたアンゼリカが苦笑している中、サラとラウラは厳しい表情でデュバリィを睨んだ。
「フン、私は事実を言ったまでですわ。Z組と違って”実戦”すらも経験していない学生達が数を揃えた所で、所詮は学術機関が教える俄仕込みの武術の使い手が集まっただけの事。そのようなZ組より更に未熟な連中が”現代の鉄騎隊”の”筆頭”たる私と”剣聖”へと至ったエリゼの足止めをする等、余りにも浅はかな考えですわ。」
「あら……―――――だったら、その”実戦も知らな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ