第130話
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ィエルは高威力の稲妻を放って相殺したが
「降り注げ、カップラーメンの相棒――――――ブイヨワール!!」
「ぬ!?――――――グウッ!?」
薬缶を光らせて魔術を発動したブラックエウシュリーちゃんの魔術によってバルディエルの頭上から突如無数の熱湯が入った薬缶が落下し、それらを受けたバルディエルはダメージを受けると共に怯んだ。
「ふふ、見ないでくださいね?――――――それっ!!」
「うおおおおおお……っ!?」
バルディエルが怯むとエウシュリーちゃんはスカートを翻した。すると何とエウシュリーちゃんのガーターベルトからバルディエル目掛けて激しい魔導砲撃が行われ、それをまともに受けたバルディエルは思わず声を上げた。
「…………!」
「グハッ!?」
そこにエウクレイアさんが木刀で竜を打ち倒した者のみが使用できる凄まじい威力の斬撃――――――竜殺しの剛剣をバルディエルに叩き込んでバルディエルを吹っ飛ばした!
「………………………………」
「ほえ〜!シャロンが呼んだ天使のメイド達、滅茶苦茶強いじゃん!」
「ああ……箒を武器とする天使の箒さばきはまさしく達人クラスと言っても過言ではない動きの上、木刀を武器とする天使は父や子爵閣下とも互角……いや、それ以上の使い手だな。」
「というかどうしてあの天使の方達はあんなに強いのに”メイド”なんでしょうね……?」
「ハッハッハッ、それは違うよ、セドリック。メイドの人達が強いのはむしろ”当然”なのさ♪その証拠にセリカさんの”メイド”のエクリアさん達もそうだが、エリゼ君やシャロンさんもみんな”メイド”でありながら、とてつもない使い手なのだからね♪」
「つーか、色々とおかしいだろ!?木刀で強烈な一撃を叩き込む事はまだわかるが、スカート翻したら無数の砲撃が放たれるとか、突然薬缶が頭上から降り注ぐとか冗談抜きであのメイドの恰好をした天使達は何なんだよ……」
「しかも今、さり気なく異空間収納魔術も使っていたわよ。まあ、何で鍋を取り出して、しかもそれを敵に向かって投げるとか完全に理解不能だけど……」
バルディエルを圧している様子のエウシュリーちゃん達を見たサラは驚きのあまり口をパクパクさせ、ミリアムは目を丸くして声を上げ、ミュラーは感心した様子で呟き、困惑の表情で呟いたセドリックの疑問にオリヴァルト皇子は呑気に笑いながら答え、クロウは疲れた表情で声を上げ、セリーヌはジト目でエウシュリーちゃんを見つめた。
「クク……雑兵共を蹂躙するだけのつまらん戦いになると聞かされていたが、まさか我が雷光の力を存分に振るえる相手が出てくるとはな……!」
一方バルディエルは不敵な笑みを浮かべた後エウシュリーちゃん達との本格的な戦闘を始めた
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