第130話
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した様子でシャロンが呼んだ謎のメイド達を見つめた。
「うふふ、ご心配なさらずとも忘れてはおりませんわ。―――それでは皆様、皆様はあちらの天使のお相手をして頂いてもよろしいでしょうか?」
「ふふ、お任せ下さい♪――――――あら?貴方は確かバルディエルさん?セリカ様に仕えている貴方がどうして他の方に……」
シャロンにバルディエルの相手を頼まれたエウシュリーちゃんはバルディエルを見つめて何かに気づくと首を傾げたが
「ズルズル……それは”別次元の世界の話”だから、その世界ではないこの世界の今目の前にいるバルディエルは違うわよ、エウシュリーちゃん。モグモグ……」
「あ、そうでした〜。――――――それでは久しぶりに”お掃除”をさせて頂きますね♪」
ブラックエウシュリーちゃんにある事を指摘されるとすぐに納得した表情を浮かべて自身の得物である箒を構え、エウシュリーちゃんに続くようにブラックエウシュリーちゃんは薬缶、アナスタシアはバケツ、エウクレイアさんは木刀とそれぞれの得物を構えた。
「えっと……もしかして武器って、それ?」
「箒に薬缶、バケツ、それに木刀って………どう考えても”実戦”では武器にならないものじゃない………」
「あの中で唯一ギリギリ武器になりそうなのは木刀くらいですよねぇ?」
「おいコラ……ふざけるんなら、時と場所を考えろや。」
エウシュリーちゃん達がそれぞれ構えたおよそ武器とは思えない武器を目にしたエリオットは困惑の表情で疑問を口にし、シェラザードは疲れた表情で呟き、アネラスは苦笑し、アガットは厳しい表情でエウシュリーちゃん達に指摘した。
「フフ、ふざけてなんかいませんよ。これが私達メイド天使の”お掃除道具”なのですから♪――――――えいっ!」
「甘い!」
アガットの言葉に答えたエウシュリーちゃんは箒でバルディエルに襲い掛かり、バルディエルはエウシュリーちゃんの攻撃に対して自身の得物である槍で迎撃した。
「オオオオオォォォォォ……ッ!」
「ハッ!それっ!まだまだですよっ!!」
次々と繰り出すバルディエルの槍の連撃に対し、エウシュリーちゃんは箒を巧みに扱ってバルディエルが繰り出す連撃をさばき
「えーい!!」
バルディエルの攻撃をさばいた後一旦後ろに下がって異次元から取り出した鍋を投擲するメイド戦技――――――ファーネ・リーゲンをバルディエルに放ち
「フン!!」
バルディエルは投擲された鍋を槍を振るって真っ二つに割って無効化した。
「行きますよ〜!レイ=ルーン〜!!」
「雷よ―――――旋風爆雷閃!!」
その時バケツを光らせて魔術を発動したアナスタシアが放った純粋属性を凝縮したレーザー攻撃に対してバルデ
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