第130話
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〜海都地下水路〜
「随分懐かしい声が私達を呼んでいると思ったら、貴女でしたか〜。」
「うふふ、お久しぶりですわエウシュリー様。」
「もう、私の名前は”エウシュリーちゃん”だって何度言えばわかるんですか〜?」
桃色の髪の天使族のメイド―――エウシュリーちゃんはシャロンの言葉を聞くと困った表情をし
「ブラックエウシュリー様とアナスタシア様もお元気そうで何よりですわ♪」
「ズルズル…………私の名前も……モグモグ……いい加減覚えて。私の名前は”ブラックエウシュリーちゃん”。」
「えへへ〜……お久しぶりです、シャロンさん〜。」
黒い翼の天使―――ブラックエウシュリーちゃんは片手に持つ謎の入れ物に入っている麺らしきものを食べながら指摘し、バケツを持った蝙蝠のような翼を背に持つメイド―――アナスタシアは無邪気な微笑みを浮かべ
「エウクレイア様―――いえ、エウクレイアさんも壮健そうで何よりですわ。」
「…………………………」
金色の翼を持つ天使のメイド――――エウクレイアさんは無言でありながら、口元をわずかに笑みに変えてシャロンを見つめた。
「ハァァァァァ〜〜〜〜ッ!?なんなんだそのイミフな天使連中は……!?」
「て、天使のメイド……?」
「油断しちゃダメよ!そいつら全員、見かけとは裏腹にとんでもない霊力を秘めているわ!――――――それこそ、中にはユリーシャ達よりも”格上”の天使もいるわよ!?」
「何なのだ、奴等は…………」
「フッ、4人ともそれぞれジャンルは違えど、みんな可愛いじゃないか!こんなに可愛いかつリアル天使なメイドさん達の事を今まで私達にも黙っていたなんて、さすがはシャロンさんだね♪」
「フフ……シャロン殿の凄さには慣れたつもりだったが、さすがにこれは度肝を抜かれたな……」
「フフッ、相変わらずだな。」
一方エウシュリーちゃん達の登場にアッシュは驚きの声を上げ、エマは戸惑い、セリーヌは警告し、ユーシスは呆れた表情をし、アンゼリカは興味ありげな表情をし、ラウラとガイウスは苦笑し
「ふふ、ご紹介いたしますわ、お嬢様。こちらの方々が私の”同志”にして”友人”達ですわ。」
「な、なななななな、なんなのそのメイド達は〜〜〜!?」」
シャロンに微笑まれたアリサは混乱した様子で声を上げた。
「って、こら――――ッ!私達の事を忘れて、呑気に再会を喜んでいるんじゃありませんの――――ッ!!」
「まさかシャロンさんが4人もの異種族――――――天使族と契約していたなんて、完全に想定外でしたね……」
するとその時謎のメイド達の登場に呆けていたデュバリィが我に返ってアリサ達を睨んで声を上げ、エリゼは警戒
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