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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga25再臨〜Final phase〜
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ろうからな」

「え? エインヘリヤルっていうことは、あんた達は一緒に戦ってくれないわけ? ユーリが居てくれたら割とルシルを足止め出来るって思ったんだけど」

「あ、私たちフローリアン家はちゃんと出ますよ? ただ・・・戦力として頼らない方がいいかと」

「アリサ。私たちはルシリオンに召喚されたエインヘリヤルでありますよ」

「敵対行為を取った以上、私たちはすぐに召喚を解除されるでしょうから・・・」

「だからボク達は、接敵と同時に本気の一撃で蒼羽を襲うつもり」

「それだけで墜とせるとは思えないですが、少しくらいは有利になると思います」

「おそらく、私たちが出来るのはそこまでと思うわ」

「ま、私たちは偽者だから消えるのは怖くはないし、問題無しよん♪」

余裕に満ちた笑顔を見せるフローリアン家のみんなが、消されることを覚悟のうえで味方してくれることを知って、アリサちゃん、それに私たちは、「ありがとう!」とお礼を言った。

「となると、今戦えるのってチーム海鳴とフローリアン家だよね? 特騎隊はほぼ壊滅でしょ?」

遠慮なく言ったアリシアちゃんだったけど、特騎隊のみんなからの反論も文句も出てこなかった。シャルちゃんを除く特騎隊のみんなは、“エインヘリヤル・ヴァルキリー”に魔力を奪取されてる。魔術発動には魔法と同じくどうしても魔力が必要だから、戦力外にならざるを得ない状況だ。

「私の干渉能力なら・・・?」

「やめなさい、アルテルミナス。先のテルミナスの人格に対して上手く効果を発揮できたのは、彼女があなたのサポートをしたからです。あなた単独での干渉能力の使用は、もう少し練習を経てからです」

「っ・・・。判りました」

ルミナちゃんも戦力外通告を受けた。暗い雰囲気になる中、「あたし達は戦えます!」って、スバルがビシッと右手を上げた。でも、「やめておいた方がいい。ルシリオン君との戦いでは君たちは足手纏いになる」ってドクターがキッパリ告げた。魔術戦で重要なのは神秘の濃度だけど、神秘が拮抗した場合に次に重要なのは魔力量だって聞いてる。スバル達もいろいろと死線を潜り抜けて来たけど、私たちに比べれば魔力量は十分とは言い難い。

「・・・え? ルシルさんとの戦いでは・・・?」

しょんぼりするスバル達だったけど、すぐにティアナが顔を上げてドクターに聞き返すと、ドクターに代わってディアーチェが「うぬらはパイモン戦に参加せよ」と告げた。スバル達の表情も明るくなって、元気な「はい!」を上げた。

「うむ。さて、今のうちに決めておかなければならぬことがある。ルシリオンと戦う者、パイモンと戦う者、それを決めねばならん」

ディアーチェから、今のうちに誰がルシル君かミミルさんと戦うかのチーム分けをするように言
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