激槍復活
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ル……!」
「くっ……」
「バリ楽しめたぜ? お前……」
バングレイがリゲルの首元に鎌を持たれ駆けさせる。
「ムー大陸の狩り、記念すべき第一号だ。バリ喜んで死にな!」
「っ!」
振り下ろされる鎌。
ハルトはウィザーソードガンを手に、それを防ぐ。
「ああ? またお前か、ウィザード?」
「やらせない……! お前の狩りは、もう終わりだ!」
そのまま振り抜き、バングレイのバランスを崩す。
「へえ。面白え。その様子じゃ、もう変身もできねえんだろ?」
バングレイが笑みを浮かべる。
ハルトは、そんなことはないとルビーの指輪をベルトにかざす。だが。
『エラー』
「……魔力切れ……」
その事実に唇を噛んだ。
この祭壇に来てから、コピーの上に四形態になり、その上四対の分身でそれぞれキックストライクまで使った。ここまで短時間に消費したことはなく、今のハルトの限界でもあった。
バングレイは勝ち誇った笑みを浮かべる。
「さあ、終わりだ」
「……いや、行っただろ? 終わるのは、お前の狩りの方だ……!」
ハルトは首を振る。そのままウィザーソードガンを構える。
「バリバリ……」
薄ら笑いのバングレイは、再び襲い来る。
ハルトとリゲルを切り飛ばし、そのまま生身のハルトへトドメを刺そうとしてくる。
「ハルト!」
未来の光線を避けながら、ビーストがこちらへ急ぐ。バッファマントにより加速した勢いで、バングレイを突き飛ばした。
「コウスケ!」
「変身できねえんだろうが! 危ないから下がってろ!」
ビーストは急いでイスサーベルを回す。
いつもなら、ここで止め、出た眼の数だけ魔力の動物たちが攻撃を行うのがビーストのセイバーストライクなのだが、今回は勝手が違った。
バングレイの妨害。未来の攻撃。悠長にそれを行うことができず、未来の光線によりビーストが吹き飛ぶ。
「こうなったら……!」
吹き飛ばされながらも、ビーストは体を捻り、ダイスサーベルを蹴り飛ばす。矢のごとく、ビーストの足より発射されるダイスサーベル。
それは、未来の顔のすぐそばを掠め、石像の響の胸に突き刺さる。
「!」
それを見た未来は、血相を変える。
「響!」
思わず駆け寄ろうとする未来。だが、彼女にいかせるわけにはいかない。
ハルトは、ウィザーソードガンを発射し、未来の行方を阻む。
「ごめんね。君にももう少しこっちにいて欲しいかな」
「……どうして皆邪魔するの?」
未来はハルトを睨みつける。
「みんなみんな……私と響の邪魔をするの……!? 嫌い……こんな世界、壊れてしまえ!」
未来はヒステリックを起こし、鏡
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