第四百六十三話 強くなった少女達その四
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「非常にです」
「勉強になるんだ」
「はい」
実際にという返事だった。
「有り難いです」
「男の人が来てもね」
フランチェスカはおでんを食べながら話した。
「それでも常盤さんみたいな若い人いないからね」
「将軍さん達は」
「おじさんばかりだよ」
常盤に食べながら答えた。
「本当にね」
「だから尚更なんだ」
「若いお兄さんが出来たみたいで」
それでというのだ。
「頼りになってね」
「勉強にもなんだ」
「なるよ」
フランチェスカにしてもというのだ。
「本当にね」
「そうなんだね」
「うん、あとね」
「あと?」
「ライダーの人達もそれぞれ違うのはわかるけれど」
フランチェスカは常盤にこうも言った。
「どの人も最強フォームにはなってないね」
「ああ、それはね」
常盤はすぐに答えた。
「切り札だからね」
「それでなの」
「俺達もあまりならないんだ」
「そうなの」
「訓練の時も」
その時もというのだ。
「こうしてね」
「変身しないんだ」
「うん、出来るけれど」
「ううんと、あれかな」
フランチェスカは常盤の話し方から察して言った。
「切り札だからあまり使えない」
「そうなんだ、体力の消耗が激しくて」
それでというのだ。
「変身したら」
「だからだね」
「そうそう使えないんだ」
「強過ぎるとですね」
エディータもこのことは理解した。
「それだけに」
「使うと強いけれどね」
「そのリスクもあるということですね」
「そうなんだ」
こう話した。
「だから俺もなんだ」
「あまり、ですね」
「使えないんだ」
「そうですか」
「ただ、訓練にはそうした力を知ってもらって」
そしてというのだ。
「スサノオに対抗出来る力でもあるから」
「スサノオにもですか」
「だから一度は変身するから」
「そうしてスサノオの強さもですね」
「知ってね」
こう言うのだった。
「そうしてね」
「わかりました」
エディータは常盤のその言葉に確かな顔で頷いて答えた。
「それではその時に」
「変身するから」
「見せてもらいます」
「俺も変身出来る」
明光院も言ってきた。
「だからだ」
「それで、ですね」
「その時は知ってくれ」
「ライダーの人達の切り札の力を」
「そしてスサノオの力もな」
こう話しながらだった。
戦士達は訓練を続けていった、そしてジオウとゲイツがその最強フォームになってウィッチ達と実戦訓練を行うと。
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