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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ伍
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た。
「ほう…。」
「ねぇ行く?私達もついてく?」
「真誉殿、それも辞めておきましょう。あの者達も拙僧らを死ぬほど嫌っておりますので。」
「えー冷たい。折角道満が蘇らせてくれたのにね。」
結局何をしても嫌われているからあまりいい反応はされない。
そう分かると不機嫌な顔をし、瓦礫に座り込んで頬杖をつくマスター。
「仕方がありませぬ。何せ真誉殿は悲劇のヒロインなのでしょう?」
「うん、そうだった。可哀想なくらい嫌われてる私は悲劇のヒロインだ。じゃあもっともっと嫌われないとね。」
片手に持っていた間桐桜の人形を強く抱きしめ、戦いをニッコリ微笑みながら見ている彼女。
しかし死んだような目には何も映っていないし、彼女自身この戦いの果て、勝者がどちらになるのかは別にどうでもよかった。
だって、
どう転ぼうが自分が可哀想になって悲劇のヒロインになれればいいだけなのだから。
?
『へぇ…面白ぇ。お前、微かだが神父と同じ匂いがしやがるな。』
また別の場所。
そこでは旧神柱が誰かのサーヴァントであろうBBを取り囲むようにして生えていた。
いきなり現れた気色の悪い旧神柱に匂いがなんだかんだと言われ、流石に困惑している彼女。
隣にいるのはマスターだが、彼女らには一つおかしな点があった。
「えー怖いですよセンパーイ。なんか知らないおじさんに同じ匂いがどうこうとか言われちゃったんですけどぉ〜。」
と、隣にいる男の腕にBBはわざとらしく抱き着く。
ちなみに"センパイ"と呼ばれた男は実はマスターではない。
マスターはマスターで、また別の女性と隣合っている。
このマスターとサーヴァント以外の男女1組は何者か、
それは、知っている人なら知っている、実によく見た顔だった。
「こいつ…。」
「知ってる。テレビで偉そうにしてた葛城財団のトップでしょ。でも、倒されたって聞いたけど…。」
Fate/EXTRAというゲームをご存知だろうか。
サーヴァントと共に月の聖杯戦争を勝ち抜いたり、また続編では月の裏側にあるサクラ迷宮の脱出を目指したりするあのゲームを。
そこの男女二人はまさにその主人公と瓜二つ…いや、そのものであった。
岸波白野、もしくはザビ男orザビ子
呼び方は様々だが確かにその2人がそこにいた。
「ともかくこいつら倒さなきゃいけないってことだろ!なんか魔神柱みたいだけど、そこまで強くないみたいだし!」
「じゃあコーハイくんあの魔神柱倒します?」
「いや無理だよ!!」
コーハイくんと呼ばれたマスターは必死に首を振る。
弱い、とは言ってもサーヴァントに比べたらの話で人間には到底叶わない相手だ。
「どっかのセイテイ様は普通に1人で何十本と折ってましたけど?」
「あれは
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