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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
最終章『ふたりで…』
女神創造領域 『崩壊世界』其ノ伍
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初めてだ!!」

投げられた聖晶片を撃ち抜き、おっきーの霊基を変化させる。
アサシンからアーチャーへと代わり、両手にかまえられたマシンガンと後ろに控える折り紙部隊達。

「本気じゃねーの。」
「当然でしょ。これさえやっつけたら後はもう終わりなんだからね!」
「だな!!」

周囲に他の旧神柱は存在しない。
強いて言うなら邪魔者の使役獣はそこかしこに飛んでいるが…やれる。
俺とおっきーなら…!



?

東北地方。
世界崩壊後そこは極寒の地へと変わったがそこでも人は強かに生きていた。
そう、旧神柱が現れた今でも。

「あのでっかいのはサーヴァントに任せろ!俺達はあの周りにいる雑魚に専念するように!!」
「了解!!」

自衛隊であろう人達。
彼らは持っている銃器全てを用い、旧神柱に対し総力戦で挑む。

「奴ら、魔神柱の真似事をしてるみたいだが…強さはそれ程でもないみたいだ…。」
「ソロモンだとか名乗ってましたけど…あれじゃ真似された魔術王が可哀想じゃありません?」

使役獣は自衛隊の皆様に任せ、旧神柱を相手に戦っているのはあの玉藻の前。
旧神柱達の卑しい視線に耐えながら、彼女は呪術を以て彼らを殲滅していく。

『知ってるぞ?お前玉藻の前って言うんだろ?』
『だったら俺様にピッタリだ。王ならそれ相応のサーバントを連れておかねぇとな!』
「生憎マスター以外に身体を許すつもりはありませんので!!というわけでくらいやがれタマモ恨み弾!!」

何やら色々な負のエネルギーが込められてそうな真っ黒な弾をぶつけられ、爆散する旧神柱。
さらに玉藻の前は御札を投げ、燃やしたり凍らせたりちぎっては投げちぎっては投げの大奮戦。
マスターの前だ。張り切らないわけが無い。

「身も魂もブサイク・オブ・ブサイク。惚れる理由が何一つ見当たらないなんの長所もないモブおじ風情が私を娶る?はは、冗談でも言ってはいけないものがございますよ?」

自分が身も心も許したのは1人のマスター、甘木 結羽(あまぎ ゆう)のみ。

「はてさて、今頃東京でも大和さん武蔵さんが仲睦まじく頑張っている頃…。」

いくら倒したとて、旧神柱はまた雑草のごとくニョキニョキと生えてくる。
少し前、共に戦った彼らのことを思い出し、自分もまた頑張らなければと彼らをにらみつける。

「来るぞ玉藻!」
「ええ、わかっております!!」


そして、場所は変わり駐屯地では

「弾薬は!?とにかくありったけ寄越してくれ!このままじゃ奴らに押し切られる!!」
「怪我をしてる!早く運んでくれ!!じゃないとこいつがあいつらの仲間入りしちまうんだ!!」

弾の補給、そして怪我人の治療、
そこはある意味戦場以上に修羅場であった。
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