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レーヴァティン
第二百五話 配備と調略その五
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「その作者がどれだけ創作に触れたか」
「ある程度でもね」
「本当に碌に創作に触れたことなかったらな」
「まともなストーリーやキャラクター出ないでしょ」
「ストーリーやキャラクターにも下地が必要だからな」
「そう、これまでね」
 まさにというのだ。
「読んで観てプレイして」
「知っていかないとな」
「創作の下地は出来ないわ」
「そして下地がないとな」
「まともになる筈がないわ、そこにね」
 清音はさらに話した。
「人生経験もよ」
「あるな」
「そうしたものがないと」
「まともな創作は出来ないな」
「よくありきたりな作品とか言われたりね」
「そうした批判もあるな」
「そうした作品を創るにも」
 そのありきたりと言われる様な作品を創るにもというのだ。
「ある程度の作品に触れる」
「それが必要だよな」
「そう、漫画も小説もアニメもゲームも」
「触れていないとな」
「出来ないわよ、例えばいじめ漫画で」
 これをテーマにした作品でというのだ。
「いじめキャラを依怙贔屓したりお話がループしていたり変なキャラばかりでループのうえに全く進まない」
「そうした作品はだよな」
「おそらく作者が奇をてらってばかりでしょうけれど」
 それでもというのだ。
「作者が王道はつまらないと思ってよ」
「それでそう思うのはな」
「王道が何故いいのかをわかってなくて」
「わかってないってことはな」
「まともな創作に碌に触れてこなかった」
「だからそうした作品を創るんだな」
「そう、そして政でも」
 これでもというのだ。
「奇をてらってばかりなのはね」
「まともな政に触れてこなかったってことだな」
「そうよ、だから政も戦も」
「王道だな」
「それを着本で進めていくべきよ」
「そうだな」
「奇襲は確かに成功すれば大きいよ」
 剛もそれはわかっている。
「けれど失敗したらね」
「ダメージは大きいよな」
「特に読まれて返り討ちに遭ったら」
 その奇襲がというのだ。
「取り返しがつかない場合もあるよ」
「けれど正攻法だとな」
「しくじってもね」
「被害も少ないな」
「それで済むことが多いよ」
 事実そうだとだ、剛は久志に話した。
「基本を踏まえているから」
「それも大きいな」
「若し相手がそう来ると読んでね」
「仕掛けてきてもな」
「対応しやすいから」
「正攻法は強いな」
「うん、面白くないとか自分はそんなことする様なつまらない奴じゃないとか思ってね」
 そうしてというのだ。
「奇をてらってばかりだと」
「全然よくならなくてな」
「そのうち失敗ばかりする様になって」
「駄目になるな」
「どんな世界でもね」
「そうなるな、じゃあ俺達はな」
「手堅くいこうね」
 剛は
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