第七百二十四話 制服は
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第七百二十四話 制服は
今のところ全部のチームに制服があります。それぞれのカラーに合わせて制服の色も決めているのですけれどそれはこのチームでも踏襲されています。
スペインが赤、キューバが黒、イタリア兄が青、ルチアが黄色、そしてレナータがピンクです。そうしてもう一つ踏襲されていることがあります。
「女の子はミニスカートなのね」
「それが決まりなのね」
「そや、これは絶対に外せへんらしいんや」
最悪キュロットか半ズボンです。ただし男だと絶対にズボンです。だからイギリスやラトビアはズボンなのです。
「絶対にな」
「何かそれってあからさまなサービスのような気がするけれど」
「ねえ」
勿論ルチアとレナータもミニスカートです。そしてこのミニスカートがまた。
「何かスウジクとか恋姫のそれよりも短いっていうか」
「今までで一番短くない?」
「デザインしてくれた人のグッジョブや」
スペインは能天気に言います。
「まあ下には黒いスパッツはけばええからな。安心するんや」
「っていうか何でそこまでしてミニなの?」
「ハンガリーさんも台湾さんもそれ言ってるけれど」
「だからや。ちらりとするのがええんや」
スペインの言葉は実にあからさまなものでした。
「PTAが五月蝿くてスパッツになったのはかなり悲しいことやけれどな」
「それまでが極端過ぎたんじゃないの?」
「チェンジマンとかシリーズ違うけれどシャイダーとかスピルバンとか」
何気にそんなことも知っている二人でした。何はともあれ生足出しは意固地なまでに守られるのでした。もっとも侍の人達は少し違いますが。
第七百二十四話 完
2009・5・6
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