第三百五十話
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第三百五十話 お互いで話しても
クラウンのメンバーは色気というものについて自分達でも話すことにした、それで塾の授業が終わってから塾に残って話した。
まずは春奈がこう言った。
「下着とか水着とか?」
「それよね」
赤音が応えた。
「お色気があるって」
「今日子先生そう言われていたわね」
「そういえば男の子達っていつも下着見たがるわね」
美樹はクラスの男子生徒達のことから話した。
「特にショーツね」
「見せればいいの?」
それならとだ、梨花が言った。
「そうかしら」
「あと水着?」
亜美は考える顔でこちらを話に出した。
「それっていうけど」
「色気あるのかしら」
春奈は亜美が水着と聞いたのを見て言った。
「どうかしら」
「どうなのかしらね」
梨花の言葉は疑問形だった。
「水着ってそんなにいいのかしら」
「そうは思わないけれど」
赤音も首を傾げさせている。
「本当に」
「そうよね、どうなのかしら」
美樹は赤音に続いた。
「水着も下着もいいのかしら」
「あの、そもそもネグリジェってええんかいな」
亜美はこのことが疑問だった。
「透けてるだけやろ?色気なんてあるん?」
「それよね」
華奈子も言ってきた。
「あまり意味ないわよね」
「華奈子ちゃんもそう思うやろ」
「どうもね」
「私も。いいのかしら」
美奈子も首を傾げさせている。
「先生の浴衣もね」
「今日子先生のネグリジェも」
「本当にいいのかしら」
華奈子は美奈子に問う様に応えた。
「どうなのかしら」
「本当に疑問よね」
「どうもね」
「水着も下着も」
「お色気あるのかしら」
七人で話してもだった、結局答えは出なかった。だがここで七人の前にある人が出て来たことによって話題は変わるのだった。
第三百五十話 完
2021・3・12
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