暁 〜小説投稿サイト〜
ヘタリア学園
第七百二十三話  冒険します

[8]前話 [2]次話
第七百二十三話  冒険します
 このチームの大きな特徴は何と言ってもただ戦うというか学園の掃除をするだけではないのです。そう、もう一つというかそちらの方が重要なのです。
「そう、宝物を探すんや」
「へえ、それって面白いかも」
 レナータがスペインの言葉を聞いて明るい声をあげます。
「宝物ね」
「プレシャスしゃな。それを探すのがメインの目的っていうのはどないや?」
「いいかも。何せ他のチームってお笑いに走ってるからね」
「特に生徒会のレンゴウチームがそやな。イタちゃんとことかポーランドのとこもかなりあれやけれどな」
 実は他のチームはお掃除以外では殆どお笑い扱いされていたりします。特に酷いのはレンゴウチームだったりします。ちなみにこのラテンチームはリーダーは勿論スペインでサブリーダー兼参謀がレナータになっています。
「それとは一線を画してや。冒険するで」
「わかったわ。じゃあそういうことでね」
「よっしゃ、ほな今から俺の指示で皆動くんや」
 そうしてここで皆を集めます。
「ラテン戦隊、ゴーや」
「それでリーダーの呼び名は何てするの?」
 レナータはこのこともスペインに対して尋ねます。
「やっぱりリーダーかレッドなの?」
「いや、ここはもっとちゃう名前を考えてるんや」
 スペインは少し間を置いてからレナータに答えました。
「チーフってのはどないや?」
「ふうん、チーフね」
「そや。これでどうや?」
「いいんじゃないの?格好よくて」
「よし、じゃあこれで決まりやな」
 こうして目的とスペインの呼び方も決まりました。何気に和気藹々としたチームです。


第七百二十三話   完


                             2009・5・6

[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ