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ツバサ -DECADE CHRoNiCLE《ディケイドクロニクル》-
第5話:襲撃のアシオト
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見た。
黒服達と同じ外見と特徴を持つ彼は、身に着けている衣服についた埃を払う仕草をすると、高らかに声を上げた。
「Ladies and gentleman!先日は仲間が世話になったねぇ?ああ、オレの名前は"ウワバミ"だ。以後お見知りおきを」
オーバーリアクションをしながら、帽子を外す男性……もとい、ウワバミ。
鈍い光を放つブロンドヘアーと、蛇の眼光のように鋭い目付きが三人に突き刺さる。
彼は何処からか取り出したステッキをクルクルと回しながら、小狼達三人に向けて訊ねてみた。
「さーてと、キミ達に特に恨み辛みはないが、対処させてもらうけど……いいかな?」
「えー、あんまりそういうのはちょっとなー」
「つーか、テメェあの黒服達の仲間だろ?だったらブッ倒す相手に変わりはねえ」
嫌がる素振りをするファイと、交戦的な態度を示す黒鋼。
二人の様子をにやついた表情で、回してたステッキを止めると、その杖先を三人に向ける。
「だったら、ちょっと遊んでいこうかな……ソォヤァッ!!」
帽子を深くかぶりすとウワバミは一歩踏み出し、ステッキを振るい翳す。
攻撃を避けると黒鋼はウワバミへ取っ組み合い、身動きを取らせないようにすると小狼へ向けて叫んだ。
「小僧、先に向かえ!」
「わかりました!」
黒鋼の言葉に制され、先にディケイド達の所へ向かう小狼。
走っていく小狼の姿を見ながら、ウワバミは黒鋼達に不気味な笑みを見せながら訊ねてみる。
「おやおや、お仲間をお一人で行かせていいのかい?」
「あん?どういう事だ!」
「なあに、キミ達二人程度でオレを止められると思ったら大間違いってこと!」
「ぐっ!」
一瞬で拘束を解いたウワバミが繰り出した握り拳は黒鋼の胸板に直撃する。
黒鋼はよろめき、その間に彼はバックステップで距離を離していく。
すぐに立ち上がった黒鋼へファイが傍に駆け寄って状態を伺う。
「黒さま、大丈夫」
「問題ない……しかしアイツ、見た目に反してかなり強ェぞ」
「あっはっはっはっは!褒めても何も出ないっての!」
ウワバミは帽子を深く被り直し、再び黒鋼とファイへ向き直る。
その眼には鋭い光を宿して、ステッキを構える。
「さて、と。人数は二人、遊ぶにはちょうどいいかな?」
口元を三日月状に歪ませて、ウワバミは一歩前へ踏み出す。悠々とした気分で二人へ攻撃を仕掛けていった。
―――――
場面は変わり、ディケイドとクウガVSトータスロード&ソロスパイダーの戦闘は続いていた。
ディケイドはライドブッカーによる銃撃を繰り出すも、トータスロードの背中にある甲羅によって弾かれしまう。
そのトータスロードの頭上を飛び越えてジャンプしてき
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