暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga24-B真実を越えた先にて待つもの〜History〜
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まま放置したとのこと。

「この次元世界は、ルシル君のために歴史を改変されて歩んできた世界・・・そうゆうわけなんやな」

「そうです。すべて、私が勝手に進ませてきました。酷いことをしているという自覚はあります。恨まれて当然だとも・・・」

「・・・でもさ、結果的に言えば私たち、幸せだよね? 私はプレシアママのおかげで蘇った、スバルのお母さんもティアのお兄さんも、グランガイツ一尉、ゲイズ元中将、ドゥーエは死ななかった。ウーノ達も投獄されなかった」

「私たちスキュラや父さん、ジェイル・スカリエッティは死んだけどね」

頬杖を突いたアルファがジロリとアリシアを見たから、アリシアは「あ・・・」って表情を曇らせた。だからアルフが牙をむいてアルファを威嚇するんだけど、「やめなさい」ってリニスが窘めた。

「気にすることはないさ、アリシア君。私としては、あちらの私も死ねばよかったと思えるほどだ」

「ドクター。そのようなこと仰らないでください」

「そうですよ。娘として、それは聞きたくありません」

「あちらのマッドなドクターも魅力的でしたけどぉ〜」

「私たちのドクターは、あちらのドクターとは違ってとても素晴らしい方です」

「ああ。世のため、人のためと、頭脳と技術力を以て貢献していました」

「うん、うん! だから、死ねばよかった、なんて言ったらダメだと思う」

シスターズの面々が、ドクターを窘めるようなことを言っていった。娘たちからの言葉にドクターも「そうだね。馬鹿なことを言った、すまない」と、シスターズに体を向けて頭を下げた。そんなドクターに向かって、「そんなんだから、復活の機会を棒に振るんじゃないの?」と、デルタが椅子でくるくる回りながら失笑した。

「復活の機会って・・・?」

「え、なになに? スバル聞きたいの?」

「あ、うん、まぁ」

「教えてちょうだい、デルタ」

「ティアナもそう言うんなら、しょうがないな〜。デルタ達はね、エインヘリヤルとしての召喚直後に神器王からある提案を受けたんだよ。神器王はガーデンベルグと闘いの後、確実にこの世界が消滅するから・・・えっと・・・」

「この世界線の住人であり、すでに亡くなっている私たちを、エインヘリヤルから解放すると言ったのよ・・・」

「つまりは、そこのリインフォース・アインスと同じように、神器王の創世結界ヴァルハラから独立した存在になるということね」

「と、いうことは・・・ある種の蘇りってこと・・・!?」

デルタ、ベータ、アルファと続けて教えてくれて、なのはの確認に「そういうこと!」とデルタが満足気に頷き返した。私とアリシアとアルフは、バッとプレシア母さんとリニスを見た。アリシアが震える声で「プレシアママも、リニスも
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