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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga24-B真実を越えた先にて待つもの〜History〜
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私たちの介入が無かったあちらでのベルカにおいて、アギトさんがシグナムさん達と知り合っていたかどうかは判り兼ねます」
「そ・・・っか」
マリアさんとリアンシェルトは、ルシルのために色々と都合のいいようにこの世界で暗躍して、実行してきた。アイリも初めからルシル専用融合騎として開発されたらしいし、たった今言っていたように“闇の書”をルシルの元に転生させた。あっちの世界でのアギトの出生は知れず。それを聞いて悲し気に俯くアギトを抱きしめるのはリインだった。
「闇の書事件・・・。ルシルが居ねぇ所為か、あたしら普通に局員を襲ってんな」
「なりふり構わずだったわね、私たち・・・」
「挙句、リーゼ姉妹と言ったか、あの2人にしてやられていたな」
あっちの“闇の書”事件はグレアム元提督とその使い魔リーゼ姉妹の暗躍で進んだ。元“闇の書”の所有者アウグスタや“ナハトヴァール”というプログラムも存在しなかったことで、そこまで大きな戦いにはならなかった。
さらに言えばシャルの前世――シャルロッテさんの真技で“闇の書”の闇はバラバラに刻まれて消滅。それで闇の書”事件は終結・・・したんだけど、あっちの世界のアインスは生き残ることなく、すぐに旅立った。
「こちらの世界線での私は幸運だったのですよ。マリアの干渉があったからこそ、事件後も8ヵ月もこの世に留まれたのですから。ありがとう、マリア」
「いいえ。皆さんにとっての幸運などはすべて、私たちのルシリオン様のためという、独善的・打算的な計画の副次的な結果ですから、お礼を言われるようなものではありません」
“闇の書”の欠片事件や砕け得ぬ闇事件が起こらなかったあっちの世界は、「まさか、私がマッドサイエンティストだったとはね」と、ドクターが苦笑いを浮かべるような事件に突入した。プライソンや“スキュラ”は存在としておらず、ドクターとシスターズ(あちらではナンバーズ)と、シャルロッテさんやルシル達“テスタメント”が敵対する“アポリュオン”の一角、“大罪ペッカートゥム”を敵として歩んだ歴史。
「ドゥーエ姉様が亡くなっちゃいましたね〜」
「解せぬ」
「お母さんは殉職したままなんだ」
「お兄ちゃん・・・」
ゲイズ中将やグランガイツ一尉、ドゥーエ、事件以前にクイント准尉とティーダ一尉は死亡。JS事件と名付けられた一件後、ドクター、ウーノ、トーレ、クアットロ、セッテは投獄。でも、チンク、セイン、オットー、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディ、ディードは、こっちの世界と同じようにナカジマ家、聖王教会に迎えられた。
「父さんや私たちスキュラが居ないおかげで、まぁ割と平和だったんじゃない? 自分が存在しない世界があるというのは、不思議な感じで不満でもあるけどね」
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