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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第129話
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殲滅し終えた所だった。

「―――――これより、城館内の全フロアの制圧を開始する。手筈通り、俺達は奥で待ち受けている敵将を撃破する!他の者達は協力して右翼、左翼の完全掌握をしてくれ!!」

「各部隊、協力して迅速かつ確実に作戦を遂行しなさい!」

「それとわかっているとは思うが非戦闘員には決して手を出すな!」

「後可能性は低いが、降伏を申し出た敵兵達は武装解除と拘束に止めておけよ!」

「イエス・コマンダー!!」

「「イエス・サー(マム)!!」」

リィン、エーデルガルト、ディミトリ、クロードの号令にそれぞれ力強く答えた軍人達はそれぞれ右翼と左翼に散って行動を開始した。



「―――――レン達はこのあたりで”紅き翼”を待ち構えているわ、リィン少将。」

「了解しました!―――――みんな、行くぞっ!!」

「おおっ!!」

レンの言葉に頷いたリィンは号令をかけた後仲間達と共に奥へと向かった。

「さて……我らの元に辿り着いた時点で、何人残っているだろうな?何せ第一関門で待ち受けている戦力は”エリゼとデュバリィだけではないからな。”」

「フフ、さすがにベルフェゴールだけでなく、”彼”まで”紅き翼”対策の戦力にするのは”紅き翼”が可哀そうに見えてくるけどね。―――――その点、貴方はどう考えているのかしら、レーヴェ。」

リィン達を見送った後”紅き翼”が現れる可能性が高い右翼に通じている通路を見つめて呟いたアイネスの疑問に苦笑しながら答えたエンネアはレーヴェに訊ね

「少なくても半数以上で”神速”達を超える事は不可能だろう。―――――例え、”蒼の深淵”達の加勢があろうとな。」

訊ねられたレーヴェは静かな表情で推測を口にした。



〜海都地下水路〜



「!―――――みんな、あれ、見て……!」

仲間達と共に先を急いでいたエリオットはある光景に気づいて声を上げ、仲間達がエリオットが視線を向けた方向に視線を向けると鉄道憲兵隊の遺体が散乱していた!

「こいつらは……!」

「この軍服は確か……」

「て、鉄道憲兵隊(TMP)じゃないか……!?何で鉄道憲兵隊の遺体がこんな所にこんなにたくさんあるんだ……!?」

仲間達と共に立ち止まって周囲に散乱している鉄道憲兵隊の遺体を目にしたサラとラウラは真剣な表情を浮かべ、マキアスは信じられない表情で声を上げた。

「恐らくはリィン君達が地下水路から公爵家の城館に潜入する事を予測して迎撃したが、”返り討ち”にあったという所だろうね。」

「ああ……そんでリィン達の侵入ルートを予想できる程の頭が回る鉄道憲兵隊の指揮官クラスと言えば、一人しかいねぇな。」

「そ、それってもしかして………」

「状況
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