第129話
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、何故……」
「そ、それに……何故ルーファス卿が生きてこの場に……ルーファス卿はクロスベルでの迎撃戦で灰色の騎士に討ち取られたはず……!」
オーレリア将軍同様アルゼイド子爵とルーファスを目にしたヴァイスラント新生軍の軍人達は困惑していた。
「―――――惑わされてはいけません!その二人はそもそも”人間ですらありません”から、貴方達が知る”本物の二人”ではありません!目の前の二人は”傀儡”の類です!」
一方アルゼイド子爵とルーファスの正体にすぐに気づいたルシエルは困惑しているヴァイスラント新生軍の軍人達に指摘した。するとその時背を向けていた二人がオーレリア将軍達へと振り向くと二人の顔はそれぞれ真っ白だった。更に二体の人形達がそれぞれ得物を構えると二体の周囲に次々と結社の人形兵器達が現れた!
「フン、周りの人形共は内戦でも見た事があるな。という事はあの2体の人形共を作ったのは大方”裏の協力者達”といった所か。死者を愚弄するに飽き足らず我が師をも愚弄するとは、随分と舐めた事をしてくれたものだな、”裏の協力者”共は……!」
周囲の人形兵器達に見覚えがあるオーレリア将軍はアルゼイド子爵とルーファスの姿をした人形を作った存在が何者であるかに察しがつくと不愉快そうな表情で二体の人形達を睨んだ。
「―――――師を真似た人形は私が相手する。ルーファス卿の人形はルシエル殿に任せる。」
「了解しました。―――――私とオーレリア将軍はそれぞれの人物を模倣した2体の傀儡を撃破しますので、他の皆はヴァイスラント新生軍と協力して周囲の傀儡達を掃討しなさい!」
「はい、ルシエル様っ!!」
自身の得物を構えてアルゼイド子爵の姿をした人形を睨みながらルシエルに指示をし、オーレリア将軍の指示に頷いたルシエルは天使達に号令をかけ
「ヴァイスラント新生軍、我らの城に陣取った人形達を一体残らず掃討せよっ!!」
「イエス・マム!!」
オーレリア将軍もルシエルに続くように号令をかけて戦闘を開始した。
「―――――!」
ルシエルが向かってくるのを確認したルーファスの姿をした人形は強化技―――――ノブレスルーンで自身を強化し
「―――――」
更にルシエル目掛けて3つのスフィアを放出し、放出されたスフィアはルシエルを包囲した。
「ハッ!」
「―――――!」
スフィアに包囲されたルシエルが翼を羽ばたかせて空へと退避すると敵はルシエルがいた場所に斬撃を放って更にスフィアを誘爆させた。
「奔れ、雷よ―――――瞬雷!!」
「!?」
空へと退避した事で敵が放ったクラフト―――――レネゲードエッジを回避したルシエルは反撃に雷の魔力を宿した双剣による突撃で反撃を叩き込むと
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