第129話
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”自身が副攻ルートの防衛の指揮を取っていたとは少々意外だったな。……という事は今から突入する所で我らを待ち構えている敵将は少なくても副攻ルートで待ち構えていたダルトン大佐よりも秀でている可能性が高そうだな。」
ルシエルの説明を聞いたオーレリア将軍は眉を顰めた後興味ありげな表情を浮かべた。
「状況を考えると恐らくその可能性は高いかと。それとそのダルトン大佐自身がフランツ大尉達に対してこう豪語していたとの事です。―――――『それこそ、あの”黄金の羅刹”であるオーレリア将軍ですらも退かざるを得ないような使い手が主攻ルートの”将”として待ち構えている』と。」
「馬鹿な……!?」
「将軍閣下も退かざるを得ないような使い手等、相当限られてくるぞ……!?」
「実力は少なくても将軍閣下と互角だろうから、まさかエレボニアで5本の指に数えられる名将の誰かが待ち構えているのか……?」
「だが、その5人の内将軍閣下は当然として、ヴァイスラントと合流した“隻眼”のゼクス将軍も省くことになるし、”光の剣匠”はオルディスで皇妃殿下の護衛を務めているとの事だから残りの2人―――――”紅毛”か”雷神”のどちらかか……?」
ルシエルのオーレリア将軍への説明を聞いていたオーレリア将軍の部下の軍人達は驚きや信じられない表情を浮かべて騒ぎ始めたが
「―――――静まれ!敵将であるダルトン大佐の発言の為、我らを惑わす為の戯言である可能性も考えられるが……―――――例えどのような強敵が控えていようと、この私の剣と”灰獅子”の参謀殿の知恵で退けようぞ!」
「―――――将軍の仰る通り、今の貴方達には”黄金の羅刹”という”英雄”に加えて私達天使の精鋭部隊、そしてこの私の”智”がついているのですから、心配無用です!」
「オオオオオォォォォォ――――――ッ!!」
オーレリア将軍の一喝と激励、オーレリア将軍に続くように激励をかけたルシエルの激励に士気を高めた。
「さて……鬼が出るか蛇が出るかわからんが、我らを待ち受けている”将”の顔を見てやろうではないか。」
そしてオーレリア将軍は不敵な笑みを浮かべて敵将が待ち構えていると思われる広間に視線を向けた。その後オーレリア将軍達が広間に突入すると、そこには驚愕の人物達が待ち構えていた!
「「……………………」」
「ほう……?」
オーレリア将軍達が突入した広間には何とそれぞれ背中を向けているアルゼイド子爵とルーファスが待ち構えており、二人の姿を目にしたオーレリア将軍は興味ありげな表情を浮かべ
「なっ!?貴方達は……!」
「”光の剣匠”にルーファス卿だと!?」
「馬鹿な……”光の剣匠”はオルディスに滞在している皇妃殿下の護衛についていたはずなのに
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