第129話
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っ!?」
ユリーシャが展開した攻守一体の魔法陣によって阻まれると共にダメージを受けた。
「回復するね――――癒しの風!!」
そしてアメリアが治癒魔術でダルトン大佐のアーツによって受けた自分達のダメージを回復し
「闇よ、切り裂け――――――斬闇!!」
「「ぐあああああ……っ!?」」
メサイアが暗黒魔力を宿した魔法剣による一閃で魔法陣に阻まれた軍人達の喉元を切り裂いて絶命させた。
「ぐあああ……っ!?」
「がふ……っ!?」
一方フランツ隊とアメリア隊の軍人達と戦っていた他の第23機甲師団の軍人達は次々とフランツ隊とアメリア隊の軍人達に討ち取られ、残ったのはダルトン大佐だけになった。
「フランツ隊長!敵兵の殲滅、完了いたしました!」
「わかった!――――――どうやらこの場でまだ無事なエレボニア帝国軍は貴方だけになったようですね、ダルトン大佐?」
「馬鹿……な……我が師団の者達が………雑兵の一人も討ち取れず全滅した……だと……っ!?」
部下の軍人の報告を聞いた後に問いかけたフランツの問いかけに対してダルトン大佐は愕然とした様子で絶命してそれぞれ地面に倒れている自分の部下達の遺体を見回し
「その様子ですと僕達の事をメンフィル軍の正規軍のいずれかの部隊と勘違いしていたようでしたけど……それは大きな間違いです。僕とアメリアもそうですけど、ここにいる者達の所属は皆”メンフィル皇家の一員であられる方々の守護を任されている親衛隊の極一部”です。」
「なあ……っ!?」
フランツが口にした驚愕の事実を聞いたダルトン大佐は信じられない表情で声を上げた。
「まあ、だからと言って我が国の正規軍の練度が親衛隊に劣っているという訳でもないですけどね。―――――隊長である僕とアメリアの容姿で僕達が貴方達よりも劣っていると判断していたようでしたけど………―――――相手の力量を測る事もできない貴方が”師団長”を務められるのですから、エレボニアの正規軍は師団によって随分と練度が違うようですね?例えばヴァイスラント新生軍に合流したゼクス将軍閣下率いる”第三機甲師団”の練度なら、僕達も苦戦したと思いますし。」
「ぐぐぐぐぐぐぐ………ッ!」
(え、えっと……もしかしてフランツさん、実はご自身の容姿をかなり気にしてらっしゃる方なんですか……?)
ダルトン大佐の反応を見て呆れた表情で呟いた後口元に笑みを浮かべてダルトン大佐を見つめて挑発するフランツの様子が気になったメサイアは冷や汗をかいて小声でアメリアに訊ね
(アハハ………フランツの容姿って見ての通り同年代の男性達と比べたら幼い容姿ですから、それが原因であたし達より年下みたいに見られる事が何度かありましたので……)
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