第129話
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ですか?」
「当り前よ!第一今回の件で私達が保護する身内はそのお二人以外にもまだいると知っていて、リィン達は貴方達を私達の足止めに当てたんでしょう!?」
「エリゼ様も最初に『無駄とは思いますが』と仰っていたのですから、私達にとっての”三人目の保護対象がルーレの件同様、リィン様達が討とうとしている人物”である事は重々理解しているのでは?」
「二人の言う通りだ……!今こそ”呪い”によって操られている父上を救う為にもそこをどいてもらう……!」
エリゼの問いかけに対して反論したアリサとシャロンの言葉に続くように声を上げたラウラは大剣を構え、ラウラに続くように仲間達はそれぞれの武装を構えた。
「フン、シュバルツァー達との戦闘で疲弊した”光の剣匠”を無力化する事で目的を達成するという厚かましい真似をしようとしている癖に、それで”救う”等という言葉がよく出ますわね。」
「アハハ……こっちの考えはお見通しみたいですね。」
「まあ、向こうにはレンも含めて”智”に優れている人物が3人もいるのだから、最初からあたし達の狙いにも気づかれていてもおかしくないわよ。」
鼻を鳴らして指摘したデュバリィの指摘に対してアネラスは苦笑し、シェラザードは疲れた表情で呟き
「へっ……ルーレの件を考えるとテメェらの後にも俺達を阻む連中が控えているんだろうが……随分と俺達の事を舐めているようだな?幾らテメェらが相当な使い手でも、この人数を相手に抑えきるなんて無理だろうが。」
アガットは不敵な笑みを浮かべてデュバリィとエリゼを見つめた。
「私達もそうですが、私達の”参謀”であるルシエルがそんな浅はかな考えをしているとでも?―――――出番ですわよ、バルディエル!!」
「やれやれ……ようやく我の出番か。」
そしてアガットの言葉に対して答えたデュバリィはバルディエルを召喚した!
「ええっ!?し、”神速”がリィンみたいに異種族を召喚するなんて……!?」
「―――――気をつけなさい!感じられる霊力の大きさからして目の前の天使は間違いなく今まで出会った天使の連中―――――ユリーシャ達よりも”格上”よ……!」
「”能天使”である彼女達よりも”格上”という事は、恐らく天使としての位階も彼女達よりも上の位階の天使なのだろうな……」
バルディエルの登場に驚いたエリオットは声を上げ、バルディエルの強さを感じ取っていたセリーヌは警告し、ミュラーは厳しい表情でバルディエルを睨んだ。
「フッ、我の位階が”能天使”よりも格上なのは否定すまい。―――――我の名はバルディエル。我が位階は”主天使”だ。」
「ド、”主天使”―――――天使階級の順位で言えば”第四位
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