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ヘタリア学園
第七百十八話  クラゲではなかったら

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第七百十八話  クラゲではなかったら
「それはそうとさ、クラゲでよかったよね」
 イタリアはエチゼンクラゲの料理を食べ終えてから日本に話をしていました。
「食べられて」
「そうですね。これが食べる時に毒があれば大変なことになっていました」
「食べる時にそれも大変だけれど」 
 ここでイタリアはふと言うのでした。
「こっちが食べられたらもっと大変だよな」
「確かに」
 イタリアは何気なく言ったのですが日本はここでとんでもないことを思い出しました。
「巨大な怪物だったりしたら」
「昔日本の特撮でそういうの出なかった?」
 イタリアはまたふとした感じで言ってきます。
「何か巨大なさ。それで基地ごと食べた」
「シルバーブルーメですね」
 懐かしのウルトラマンレオに出て来た怪獣です。
「あのお話は今でもはっきり覚えています」
「俺も観てびっくりしたよ。いきなり基地がそれで壊滅したからね」
「それが円谷です」
 日本はイタリアに対して説明します。
「普通のやり方では満足しないのです。何もかも」
「凄いよね、あそこは何でも」
「特撮は東映とあそこです」
 日本はこうまで断言するのでした。
「今後も宜しく御願いします」
「シルバーブルーメ以外はそうさせてもらうよ」 
 笑顔で応えるイタリアなのでした。やっぱり彼もあの円盤怪獣は嫌なようです。


第七百十八話   完


                                          2009・5・3

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