第11話 馬鹿x2+苦労人と少年A
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名家の当主になりますのよ。
オーホホホホ、ホホホ。
「麗羽さま、特にありませんけど」
「猪々子さん、何かありませんの。非常に退屈ですわ」
「そうですね、姫―。上手いラーメン屋があるんですけど、そこに行きませんか?」
猪々子さんは、いつも食べ物のことばかりね。
「ラーメン、まあ、いいですわ。ちょうど、小腹が空いていたことですし、猪々子さん案内しなさい」
時には、下々の食事を味わうのもいいものですわ。
下々の食事を食べて、下々の生活を知る。
まあ、私って何て凄いのでしょうね。
「オ―――ホホホホ、ホホホ」
「姫、何が可笑しいんですか?」
「文ちゃん、麗羽様だから」
2人が何か話しているようですけど、気になりませんわ。
「オ―――ホホホホ、ホホホ」
「よくわからないけど、まぁいいや!姫、斗詩、行きましょうよ」
私達は、猪々子さんの案内でラーメン屋行くことになりましたの。
私とお爺々様は、私塾に向かい担当の先生に会いました。
先生からは、お爺々様の孫なので、きっと優秀な子だろうと期待していました。
お爺々様の「通儒」というネームバリューのお陰で、私にプレッシャーがかかります。
私は私塾で睡眠ライフを謳歌したいというのに・・・。
いろいろと雑談をした後、明日から私塾に行くことになりました
「正宗、そろそろ昼じゃな、どこかで何か食べるかの。何が良い」
「手軽な物でいいですね、お爺々様」
「何か上手いものでも食べさせてやろうかと思っておったのじゃが。そうか、じゃあそこらの食堂にでもいくかの」
単に、高級な店は肩が凝るし、落ち着かないだけなんですけどね。
それはお爺々様も一緒でしょうけどね。
どうも、私達の一族の者は、贅沢な生活をしたいと思う人が少ないですから。
私はお爺々様と一緒に近くの食堂に入りました。
「おっちゃん、ラーメン2杯に、ラーメン大盛り1杯とチャーハン1皿ずつ!」
「へい、かしこまりました」
元気の良い女の子が注文をしていました。
うっ!
よく見るとその女の子は見知っています。
彼女が座っている席には、見知った顔が更に2人いました。
面識があるわけじゃないですよ。
恋姫の知識で知っているだけです。
あの3人はどうみても袁紹と文醜、顔良ではないですか!
「どうしたのじゃ、ボーっとして。席に座るぞ」
私はお爺々様に促されて、空いている席に座りました。
お爺々様は、菜譜に目を通すと私に渡してきました。
「何がよい、正宗」
袁紹の存在に動揺した私は、彼女達に目立たないように菜譜で顔を隠しながら料理を選び
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