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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
貴重な材料を使ったアイテムが量産されました
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「え? 同じ材料で?」
「うん。なんでもとても【効率化】した状態での精製が起こるらしい。初めは大量の材料を使っていても、後々改良すると少量の物で作れるようになる……そういったものが起きているんじゃないかって」
「初めから改良版の方で出来ないのか?」
「う〜ん、もしかしたら僕が知っているゲームに準ずるようにある程度されているのかもしれない。ほら、固有魔法(チート)も含めて、僕達の【意思】や【知識】が魔法に影響されているようだし」

 との事だった。
 もっともよく分からないが。
 女神さま相手に聞いても答えが分かるとは限らない。

 何しろ異世界転移者は女神さま達からしても【予想外】の変わった能力であるらしいのだから。
 そんなこんなでコジローの固有魔法(チート)を使ってもらい、6個ほど目的物が出来た。

「今までで一番沢山できたね。完全に予想外だ」
「こんなに……全員分あるし、一つはコジローに渡してもしもの時は手伝ってもらえるようにするか? それでいいかクレア」
「ええ」

 クレアの了承を得たので俺はコジローに、

「受け取ってもらっていいか?」
「それは良いけれど。こんないい魔道具が手に入るならもちろんもらうよ。ただ僕、冒険はあわないみたいで」
「うん、ゲームみたいに上手くはいかないというか怪我したりする現場を割りと見るから。それに初めて潜ったダンジョンで気軽なハイキングの予定が、けっこう危険な魔物に遭遇したりもして、冒険自体はそんなに魅力を感じないかな」
「そうなのか。俺は……そこそこ大変だったけど、冒険自体はまだ興味があるな」
「それならいいかもしれない。それに前にあげた【救急缶】の関係で僕も様子を見に行くし」
「そういえばあれって、緊急時の連絡が出来るものなのか?」
「うん、色々なものを空間的に拡張して収納する袋とか籠とかそういったものがゲームにはあるでしょう? 装備できるのは一つだけとか一つしか出ないゲームもあるけれど、そういったものを装備は出来ないけれど作るのは可能なゲームもある」
「確かに一個しか主人公が装備できなかったり、主人公専用装備だったりしていた気がする」
「そうそう。それでアイテム自体はいくらでも作れるみたいで、それを応用して、一つの袋に空間的に全てが接続する【缶】を作ったんだ。持ち運びにちょうどいいサイズで、袋と空間的につながっているから、その缶の大きさ分の食料や薬なども送れてしかも缶の場所もある程度分かるようにして、事故などがあった時の【救難信号】を出すような感じの物。一応一個、10聖金貨する高級品なんだよ」
「高級品だな。貰っていいのか?」
「元手が実はそれほどかかっていないからね。かといって気楽に悪戯に使われても困るからその値段なんだ」

 といった話をしてい
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