暁 〜小説投稿サイト〜
【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
貴重な材料を使ったアイテムが量産されました
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 結局あの貴族はもう少しダンジョンを散策してから地上に出るらしい。俺たちと一緒に地上に出るのは嫌だそうだ。
 そして俺たちは先にダンジョンから出ることに。
 途中、ちょっとした素材? を集めながら外に向かう。

 やがて外の明かりが見える出口付近に来たので、敵もいるだろうし、じゃあ準備するかとメモ帳を取り出したところ、クレアが、

「右に10体、左に15体、一般の冒険者無し」
「分かったわ、こちらで準備する。複数人攻撃ね」
「わ、私もお手伝いします」

 といったようなクレア、リセ、マナの三人がそう言って走り出した。
 つまりは俺の出番がない。
 だから俺は【役立たずである】。

 この三人に後は任せておれは逃げだしても十分大丈夫そうだなと一人納得しながら歩いていくと、爆音などが数秒して、振動を感じる。
 やがて俺が歩いてダンジョンの外に出た所で全てが終わったらしい。
 そこには誰もいなかったし何もいなかった。

「全部倒したのか?」
「ええ、これくらいはね。ちょっとした運動にはなったかしら」

 そうクレアが言ってリセもマナも頷いている。
 やはり俺がいなくてもこの三人ならきっと何とかなる。
 俺は安心して姿を消し、悠々自適なスローライフをしても大丈夫そうだ、と俺は思っているとリセが、

「やっぱり好きにやってても後々、温存できている能力者がいるおかげで、気が楽だわ。後はもし何かあれば全部【お任せ】出来るし」
「そうね。一番協力そうな能力も持っているし」
「確かに、リョウが見守ってくれているので私達も気軽に魔法が使えますね」

 と、クレア、リセに続いてマナまでそう言っている。
 何もしなくてもそこにいるだけでも価値がある状態になっていないか? 俺。
 それっていなくてもいいって意味にならないような、つまりここに滞在……。

 なんで逃げられない状況になっているんだ? 俺、と思いながらその場を後にして、町に着くまでに他の敵とは遭遇しなかったのだった。








 町に戻ってきた俺たちはさっそくギルドにやってきて、そこにいるコジローに転移先に魔王の配下が待ち伏せしている旨を伝えた。
 するとコジローが、

「その話はギルドマスターに伝えておいた方が良いかな。あそこはギルドの管轄だし人員も送っているからそこに入り込まれている事にもなるから」

 と言って、ちょうど初心者どうこうして、説明をし終わったらしいダイトという俺がギルドに来て因縁をつけるふりをした人にコジローが、

「マスター、ちょっとお話が」
「ん? コジロー、どうした?」

 といった会話からこの人がギルドマスターというかボスだったのかと思った。
 そして何やら話してから、

「そうい
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ