第三幕その十二
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「その実はね」
「違うんですか」
「案外簡単だったりするのよ」
難しいと思うことでもというのです。
「その実はね」
「そうなんですね」
「そうよ、だから今回もね」
「難しく考えないで」
「それでね」
そのうえでというのです。
「ことを進めるべきなのよ」
「難しく考える必要はないですか」
「事実は案外単純なものだってね」
その様にというのです。
「オズの国では言われているのよ」
「そうですか」
「そう、オズの国ではね」
「けれど外の世界では」
「違うかしら」
「どうでしょうか」
カルロスは考えるお顔になってドロシーに答えました。
「そのことは」
「オズの国も外の世界も同じものもあるから」
「それじゃあ」
「ええ、オズの国には確かに魔法があって色々と違うけれど」
外の世界と、です。
「同じこともね」
「多くてですね」
「ええ、それでね」
「このこともですか」
「そうかも知れないわよ」
「難しいと思っていることは案外簡単ですか」
「単純でね」
それでというのです。
「わかりやすかったりするのよ」
「そうですか」
「むしろ難しく考えると」
そうすればというのです。
「わからなかったりするのよ」
「そうですか」
「だからね」
それでというのです。
「私達は物事は深く考えないで」
「簡単にですか」
「考える様にしているの」
「そうなんですね」
「ええ、じゃあ今回もね」
「簡単に考えてですね」
「やっていきましょう」
難しく考えることなくです、こうお話してでした。
そのうえで農園の中を見て回ってそうして将軍のところに向かいました、その時はもう夕方になっていて将軍のお家の中でのお話となりました。
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