第三幕その七
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「それでだけれど」
「ドロシーとしては普通にだね」
「皆と接しているだけれど」
「それでもだよ」
「皆が感謝してくれていて」
「大好きなんだよ」
「そうなのね」
「そう、そしてね」
かかしはさらにお話しました。
「僕達も命があるから」
「それで心もよね」
「大切にしてもらったら嬉しいよ」
「どんなものでも大切にしなさい」
樵はこの言葉を出しました、皆農園の中を歩いていますが沢山のお菓子や果物が実っている木々はお日様に照らされていてとても映えています。その中で言うのでした。
「オズの国の法律の一つだね」
「オズマが定めたわ」
「そうだね、だから心がないものでもね」
「皆大切にしているから」
「その中に僕達心を持っている存在もあるから」
だからだというのです。
「ドロシーも将軍も大事にしてくれているから」
「感謝しているのね」
「僕達もワンちゃん達もね」
そうだというのです。
「本当にね」
「そうなのね」
「そういうことだよ」
「そうね、私もオズの国の皆に大事にしてもらっているから」
アン王zyも言いました。
「オズの国の皆が好きで」
「それで貴女も皆を大事にしているわね」
「大事にしてもらったら」
それならというのです。
「自然とね」
「自分もってなるわね」
「そうなるわ」
こう言うのでした。
「誰だってね」
「だからなんですよ」
シュガーは嬉しそうに言ってきました。
「僕達ご主人と奥さん大好きなんですよ」
「いつも美味しいご飯とミルク貰って」
杏仁も言います。
「こうして毎日農園の中を歩き回らせてくれますし」
「ブラッシングもしてくれるんですよ」
レモンはそのことがとても嬉しいみたいです。
「それで毛も奇麗にしてくれますし」
「お風呂で身体も洗ってくれますし」
ビスケットはお風呂のお話をしました。
「身体も拭いて乾かしてくれて」
「それにいつも暖かいお部屋で寝かせてくれますしね」
桜はこのことも嬉しく言うのでした。
「最高ですよ」
「いつも優しい笑顔と言葉をかけてくれて」
ふわりの尻尾がピコピコと上を向いて動いています。
「幸せです」
「収穫するお菓子や食べもののこと言ったら有り難うですし」
サフランはこの言葉が嬉しいとのことです、見れば桜やふわりだけでなく他の子達も尻尾を振っています。
「嬉しいですね」
「そうなんだ、ただね」
カルロスは犬達のお話を聞いて思いました。
「将軍ってね」
「ああ、叛乱起こした時はね」
ジョージも言いました。
「そうした感じじゃなかったね」
「あの時は居丈高な感じがしたよ」
神宝は本で読んだその時の将軍のことを思い出して言うのでした。
「そんな風な人にはね」
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