第四百六十二話 ウィッチとライダーその七
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「あの人は」
「はい、私のお姉ちゃんです」
「雁淵孝美です」
少女が立って海軍の敬礼で言ってきた。
「扶桑皇国海軍中尉です」
「それでだね」
「ひかりの姉です」
「そうだったね」
「俺の前の相棒だったんだよ」
直枝も言ってきた。
「孝美はな」
「今はひかりちゃんだね」
「そうなったんだよ」
常盤に明るく話した。
「そういうことでな」
「そうだね」
「サーニャ=V=リトヴァク」
短く切り揃えた銀髪に穏やかな緑の目と白い肌を持っている。小柄で白と黒の軍服と見にスカート、黒タイツといった服装である。
「オラーシャ空軍少尉です」
「私のパートナーなのよ」
水色の軍服と白タイツという服装である、淡い金髪が長く色白で目は紫だ。
「サーニャは」
「君となんだね」
「そうなの。私はエイラ=イルマタル=ユーティライネン」
少女は自ら名乗った。
「スオムス空軍中尉よ」
「ジョーゼット=ルマールです」
茶色のツインテールで青い目と楚々とした顔立ちを持っている、白の軍服と青シャツが実によく似合っている。
「ガリア空軍少尉です」
「ペリーヌさんと同じ所属だね」
「はい、そうです」
「そして最後の僕だけれど」
蜂蜜色の短い髪の毛で黒の軍服とブルーグレーのズボンという格好だ。きりっとしているが陽気な顔立ちで背は常盤よりも高い程だ。
「アレクサンドラ=I=ポクルイーシキンだよ」
「僕達と同じカールスラント空軍所属なんだ」
ハルトマンが言ってきた。
「階級は中尉だよ」
「説明ありがとう」
「凄いエースなんだけれどね」
「ははは、僕はこの通りの性格でね」
アレクサンドラは笑って言った。
「何かと大尉には言われているよ」
「貴女達三人は」
そのヴァルトルートが困った顔で言ってきた。
「本当に」
「ブレイクウィッチーズだからだね」
「困ります」
こう言うのだった。
「何でも」
「ははは、戦争だからね」
「ものが壊れることはですか」
「常だよ」
「それでも大事にして下さい」
ヴァルトルートはあくまで困った顔だった。
「お陰で最近は雁淵軍曹も」
「ブレイクウィッチーズだね」
「そこで笑って言わないでください」
「ははは、大尉は心配性だな」
「中尉達が壊し過ぎです」
「まあ賑やかな人もいますが」
ミーナは二人を見つつも冷静に微笑んでライダー達に話した。
「これで、です」
「ウィッチの人は全員なんだ」
「はい」
常盤にその微笑みで答えた。
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