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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
マスター様とお兄様の間で揺れる海月の話
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あっああっうう???」

否定しようとした。
しかしその時、何にも例えられない快感が下半身を襲う。

「なっ、なにこれぇっ!?」

よく見ればお栄ちゃんが指を僕のアナルに突っ込んでいた。
けど、違う。いつものような気持ちよさじゃない。
一体これは…?

「マゾ犬を躾ける為のまじないサ?下腹部に淫紋が描いてあるだろ?」
「…!」

迂闊だった。
おそらく睡眠という無防備を晒した時間に描かれたんだろう。
僕の下腹部には確かにハートを象った淫紋が描かれていた。

「快感を増幅するまじない、それと嘘をつく度その倍率はどんどん高くなる。二倍、四倍、八倍…と。さぁマイ。辛くなるのは自分だ。正直に言え。こいつは誰だ。」

スケッチブックに描かれたゴッホちゃん。
僕をお兄様と慕ってくれたゴッホちゃん。
そんな彼女を、売るわけにはいかない。

「だから僕は…知ら」
「はぁ…しょうがねぇ。あびい、頼む。」
「ええ、分かったわ。」

お栄ちゃんが大きめな溜息をつき、アビーを呼ぶ。
抜かれる指。
しかし変わりにアナルに入り込んできたものは…

「おっおおおおおっ?????」

極太の触手。
アビーが呼び出した、イボイボのついたえぐい形の触手だった。
さらに

「なっ、なに…!?」

下から伸びてくる二本の触手。
アナルの触手に比べると随分と細いが、それは先端が四つに裂けると

「んっ??ああっ???」

僕の両乳首に吸い付いた。
直後、まるでブラシでこすられているようなもどかしい快感と吸われるような感覚が襲う。
それが何倍にもなり、身体を、脳をかけめぐって全身を痙攣させる。

「あっ、ああああ???んあぁっ???」
「答えろマイ。そんで連れてこい。コイツはどう会って、どう知り合って、どういうやつなんだい?」
「く…ぐぅ…っ??ぼ、ぼくはしら、ない…っ?」
「…。」

お栄ちゃんが無言のまま筆を取り出す。
そうしてその筆の先端は、さっきから勃起しっぱなしのおちんちん…亀頭に段々近づいていき、

「あっ、ああああ??だめ、だめだめだめだめぇっ!いまそんなことされたらほんとにおかしく」
「じゃあおかしくなれ。」

筆が、こしょこしょと亀頭をくすぐった。

「ーーーーーーーーーー???????」

絶頂に向かうには足りなさすぎる快楽が襲う。
くすぐったい、きもちいい、でもイクにはまだ全然足りない。
そんな気持ちよさが何倍にも、何十倍にもなってやって来る。
たまらない、たまらなくなる。
けど、

「は、あぅ…えへっ?えへへへへぇ…?」
「意識は残ってるナ。答えろ。お前さんをお兄様と呼び慕ってるこいつは、誰だ?」
「ぼくっ…しら…にゃいよぉ…?」

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