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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
危険な未知の魔物と遭遇した話を聞いた
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俺はマナに聞くと、
「一か月くらい前です」
「同じね、女神さまが遊びにこなくなったころと」
クレアがそう呻くように呟く。
まるで何かがあったがために、マナを呼んだようにも聞こえる。
これは、俺の所の女神さまに報告しておいた方が良さそうな内容だ。
だが今は旅行中で俺自身はまだ逃げだしたい気持ちでいっぱいである。
異世界をもう少しゆったりと満喫したい……というぜいたくな悩みは置いておくとしても、どうしようかとちょっと考えてから、いざという時はコジローもいるし、言伝のようなものをして何とかすればいいような気がしないでもない。
異世界とはいえ人命が最優先なのだから。
それでも俺はあがくだけあがく。
まずは手始めに、
「でもそれなら俺達と一緒にこないか? 俺も魔法も含めて先頭に不向きなんだ。むしろ、マナの方が強いかもしれない」
「そうなのですか?」
「ああ、何しろ普通の攻撃魔法は筋トレが必要だし、
固有魔法
(
チート
)
は絵を描く能力だから」
「筋トレ、ですか?」
「あれ? その辺りの説明はされていないのか? 転移する時にその頃やっていたゲームの影響を受けるとかなんとか」
「あ、なるほど、だから私はあの能力。でも、筋トレ? 筋トレというと、あの有名な?」
「あの有名なやつです」
「それはお疲れ様です」
といったようなすぐに理解してもらえる話をしてから、
「それで俺たちと一緒の行動はどうでしょうか? ただ一緒にいるだけでもいいから」
「……私、どこまでできるかよくわかりませんが、そう言って誘ってもらえたし、多分、ゲームも知っているしその方が呼ばれた理由も分かりそうなので、一緒に行きます」
そうマナはすぐさま快諾してくれた。
それに俺は心の中でよし! と思う。
とりあえずいざとなったらこのパーティから逃げ出しても大丈夫そうだ、俺の代わりを見つけたぞと心の中で思っていると、
「異世界転移者が【二人】もいるのは心強いわ」
「ええ、【二人】もいるものね」
クレアとリセが、異世界転移者【二人】と強調する。
なんとなく逃がさないわよ、と言われているような気がして俺は、都合が悪いので聞かなかったことにした。
そこでマナが、
「でも始め戦闘系の異世界転移者の人に会っていなかったら、私も死んでいたかもしれない魔王の配下の魔物に遭遇したんですよね」
「そんな強い魔物が?」
「はい、だから他の転移者の人がいた方が私も安心できます」
そう笑うマナにクレアが、
「そんな強い魔物? 異世界転移者でも苦戦するような? ……既存のダンジョンの魔物でも強力なものをあちら側が擁している? その情報は聞きたいわね。どんな風な魔物?」
「えっと、角が生えてて紫色の
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