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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
ゲーム情報を知っている人物だったらしい
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 一瞬にして倒してしまえたその鮮やかな炎の魔法……実はそれよりも俺がもっと気になったのは、

「クレアは運動は無かったのか?」
「あったわよ? 指定されたようにやったけれど、平気だったわ」
「……」
「この程度だったら問題ないわね」

 といったような日ごろ鍛えられた肉体にとってあの程度、大して問題にならないのだと俺は知らしめられた。
 これから体を鍛えよう、そう俺は心の中で思った。
 そこでクレアが四つ折りにした紙を取り出して、

「でもこれで四分の一が消えたわね」

 一枚の絵に四つの魔法陣が書かれていた紙……今は三つになっている。
 それを見ながら俺が、

「本当だな。でも絵を描いたりするのでどの程度減っていたんだ?」
「確かこの四分の一の部分が更に四分の一ぐらい」
「とすると今の威力の魔法が12発分か。魔力供給はどうだ? 紙が折れたりして、魔法陣に影響は?」
「そんなに大きく揺れていないからたぶん大丈夫だと思う。でもそれを考えると、意思みたいなものに魔力を封じ込める形式の方が良いのかしら」
「紙以外にはほとんどやった事が無いから試してみないとな。でも予備や別の場所に忍ばしておけば当分の間は、魔力の足りなさや魔法発動を、この紙の上という外付けで俺の魔法を発動も出来そうだし、いざとなったらそこから普通に魔力供給してもいいし色々と使い道があるな」

 それにクレアが頷く。
 実はこの都市に来るまで、俺の魔法をどうクレアに使ってもらおうか考えていたのだ。
 結果、紙に俺の魔力をある程度封じておいて、魔法発動自体もこの紙上で発動するようにしておいたのだ。

 その結果体に負担が起きず魔力を使う事なく、クレアに俺の固有魔法(チート)を使ってもらえるようになったのだ。
 これであとは萌えるものを見つければ、俺の危機は去る……かもしれない。
 逃げるのは構わないがもしも連れ戻された時の方法も考えておくのは大切だ。
 
 そう思っていると先ほどの異世界転移者がやってきて、

「あ、あの、貴方も異世界転移者なんですか?」
「はい、そうです。杉本 亮(すぎもと りょう)です」
「私は草木マナです。あの、貴方もアリル様という女神様に呼ばれたのですか?」
「いや俺は、フェリル様という女神さまに呼ばれた。でもアリル様って確かクレアとリセの二人の所だったよな?」

 俺が声をかけると、マナと名乗った彼女が二人を見て困惑したように、

「あの、この世界は乙女ゲームの世界なんですか?」
「「!」」

 その質問に、リセとクレアが反応する。
 そして近づいていってリセが、

「乙女ゲームを知っているの? 作品名は?」
「【ゆりかごの海で】ですよね? それで貴方が、悪役令嬢リセ・ハートマインド。そ
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