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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
予定より早い接触
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 なかなか良いものが採れた、らしい。
 これらを売れば、一年は余裕で宿屋生活が出来るらしい。
 もちろん外食込みでの料金だから節約すればもう少し長期間スローライフが出来るかもしれない。

 そんな期待に満ちた未来を夢に描いていると、俺のすぐ後ろでクレアが、

「リョウ、なんだか幸せそうじゃない?」
「多分私達を他の異世界転移者に押し付けて、自分は悠々自適な生活をする夢でも見ているんじゃない?」
「酷いわ。一緒のベッドに寝た仲なのに」
「そうね、同じベッドに寝た仲なのにね」

 といったような誰かに誤解を招かれそうな発言が聞こえる。
 だが俺はそれに反論せず聞かなかったことにした。
 あれに関して俺は何も悪くないからだ。

 だから放っておけばいい。
 そう思っているとそこで開けた場所にやってきた。
 天井が高い広場のような場所だが、そこいっぱいに【猫星草】が咲いている。

 ふわふわした綿のような植物を、12本ほどらしい。
 依頼料はそれほど高くないが、そこまで危険ではない依頼……なのか?
 クレアたちの強さを考えると今一基準が甘くなりそうなので気を付けようと俺は思った。

 そうしていると二人が俺に近づいてきて、

「やっぱり能力的に、貴方が最適な気もするのよね」

 クレアが片腕を掴んでそういった。
 次にもう片方の手を掴んで、

「これくらい大人しい方が安心も出来るし、リョウの本気も一回見て見たいわね。駄目そうな能力に見えて実は……みたいなのってありそうじゃない? 昔から能ある鷹は爪を隠すというし」

 と言ってきたが、俺は、ぎゅっと手に抱きつかれた柔らかいおっぱいの感触で何も言えなくなった。
 そんな俺をのぞき込んで二人はちょっと離れてから、

「腕に抱きつく程度でこうなるの?」
「女の子に耐性が無いんだわ。なるほど」

 と言われていた。
 何がなるほどなんでしょうか、と俺が思っていると、近くでフードをかぶった人物がこそこそと【猫星草】を集めている。
 どうやらその人も同じような依頼を受けていたらしい。

 だがその割にはたくさん集めているような気がしないでもなかったが、そこで【猫星草】を見ていて思い出したらしいリセが、

「そういえば絵って、みた事が無くてもかけるの? そっくりな実物を描いていたようだけれど」
「描ける……のか? この世界の事は知りたくて、でも冒険には行けないからモンスター図鑑とか植物図鑑とか地図とか大量に見ていたからな。でもそういえば一回見たものは、固有魔法(チート)で描けたりする感じだったな。夕食とかすごかった時、その絵も描けたし。そうだ、その時一度見たものは描けるみたいだった。それにすぐに思い浮かぶような感じではあった」
「……自由度
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