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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
ダンジョンと固有魔法(チート)と応用魔法
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けれど何処だったかと思って」
「ゲームだと地図が端っこの方に表示されていなかったか? だからやろうと思えば表示できるのでは?」
「大抵一度通った場所が表示でしょう? 入る前に全体の地図が表示されるのは……そういうたぐいのゲームの影響を受けているなら表示されているけれど、最近私がやったゲームではなかったわ。そっちは?」
「同じく。あ、でも地図みせてくれ」
そう言ってリセから地図を貸してもらい、俺自身の
固有魔法
(
チート
)
を使う。
それを使うと地図に三つほどの赤い光が浮かび上がった。
「多分この辺だな」
「……何で表示されているの?」
リセが眉を寄せて聞いてくるので俺は、
「地図も【絵の一種】と考えられるし、高さや距離なども、【絵】を描くのに必要だ。背の高い大きな杉の木と同じくらいの高さの人間を、普通の人間として描くとおかしくなる、みたいな感じか。そういった付随効果? の【測量】の効果を利用して表示してみた」
「……【アイデア】ね。なるほど、そういった付随効果も
固有魔法
(
チート
)
では利用が出来るのね。私ももう少し自分の
固有魔法
(
チート
)
を見直してみようかしら」
リセが表示した地図をのぞき込みながら、現在地はここだからイベントがあるのはもう少し先ね、と呟いている。
そして俺は、この地図表示をさらに詳しくして、欲しいものや採取したいものを描いたりできないだろうか? と考える。
例えば今回の【猫星草】の群生地などだ。
そう思って試しに
固有魔法
(
チート
)
を使うと、その道らしき場所に線がひかれ、同時にこの【猫星草】の絵が描かれる。
以前一度だけ見た事があるが、形が同じなのでこれだろう。だから、
「ここに依頼の品があるらしい」
「イベント場所はその先だから、先に依頼の品を集める形ね」
「分かった」
そう会話しているとクレアが先ほどから黙ってこちらを見ている。
どうしたのだろうと思っていると、
「噂には聞いていたけれど、異世界人て本当に【出鱈目】だわ。訳が分からない」
「と思うだろう? でも女神さまが言うには、俺たちや【現在】のこの世界の人達にとっては『よく分からないけれど、なんでかできるが
固有魔法
(
チート
)
』だが、『実際に魔法として機能をしているから、【可能】で、ただ、技術が【まだ】この世界が追い付いていないから、【分からない】だけ』だそうだ」
「そんな、と言いたいところだけれど、女神さまが言うならそういう事なのかな?」
「
固有魔法
(
チート
)
自体が、複雑な過程を一気に進めて【魔法】を顕在化させていて、異世界人自体が【魔道具】のような役目をしている、とかなんとか。だからその人個人の【才能】の部分が大きいらしい。それに、能力が凄くても【アイデア】が無いと応用するのも難しいから
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