暁 〜小説投稿サイト〜
【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
俺以外の異世界人と話をしてみた
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「うん。ただ美味しいポーションは美味しいしすぐに回復するから、様子見でゆっくり寝ていてくれなくなるから……ほら、まずいポーションだとそのまま気絶するから体も休まるんだけれど、美味しいのだと元気になるだけですぐに動こうとしちゃって。だからこれからはやはり、不味くした方が良いんじゃないかって議論も出てきているんだ」

 との事だった。
 俺の作った魔法陣で作られたポーションがそんな事に、と俺は思いつつ、話は逸れたが、

「その話は置いておくとして、戦闘に強そうな能力の異世界転移者はいないのか?」
「うん、そういった魔王退治に有能そうな戦闘系能力者は真っ先に女神さま達同士で取り合いになって手元に置いたり、派遣したりしているから、今、自由度の高い異世界転移者は戦闘系でないか、扱いが難しくて戦闘に向かないかのどちらかだろうね」
「じゃあ戦闘系の異世界転移者と合流するか、女神さまとの接触が良いか? でも今一人は行方不明でもう一人は旅行中だしな」
「え……旅行中は……女神さまも息抜きがっていうのは分かるけれど、行方不明?」
「そうなんだ。そうすると残りひとりの女神さまとの接触になるが、ここからだと結構遠いな。……いざとなったら、女神さまとの連絡する間二人を預かるくらいは、コジローにたのめないですか?」
「それくらいなら良いけれど君は?」
「俺、逃げてきたから」
「なんで?」
「色々あるんだ。それに冒険もしたかった」
「あ〜、それは、なるほど」

 そう伝えるとなぜかコジローは納得してそれ以上は言わず、代わりに、

「だったら、オレガン洞窟の依頼を受けてみると良いよ。あそこは入り口付近は初心者向けだし、そこそこ利益も出やすいし、すでにマップも出来ているし……比較的安全だからね」
「じゃあそこに行ってみます」
「うん、まあ必要と思えないけれど、【救急缶】渡しておくね。異世界人のよしみで一個無料だよ」

 そう言って銀色の手のひらサイズの缶詰をコジローはくれて、しかも依頼を探しに行ってくれた。
 このよく分からないアイテムは何だろうと思って見て見ると、缶詰の周りに細かな文字で使用方法などが書かれている。
 ゲームであれば説明書を読むよりまずゲームがしたいからゲーム、後はチュートリアルだ、それでも積んだら説明書という感じではあるが製紙がかかる場合も考えられるから一応、救急とついているしと思ってオレが読もうとした所でリセが、

「オレガン洞窟に行く気なの?」
「それはまあ」
「だったら都合がいいわね。私の知っている範囲のシナリオで、その洞窟で一応はイベントがある」
「あ〜、それなら危険だから止めた方が良いのか? 攻撃されるのも嫌だしシナリオ逸脱したいんだろう?」
「でもハッピーエンドルートにいくならその辺りでフラグを立
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