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【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
ギルドに行って因縁をつけられる初心者用イベント
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る……といったものがあるのは聞いています」
「ああ、合わないやつはとことん合わないから実際に手合わせをしてみているわけだ。それでも初めてのダンジョン入り口付近で逃げかえってくる奴もいるしな。とはいえそういう試験ではなく、だまして新人に話しかけて金を巻き上げたり、無賃労働させたりするやつもいるから、そういうやつらに真っ先にカモにならないようその辺も調べたり注意したりしているんだ」

 といった説明をされた。
 冒険者用の初心者テストと注意であるらしい。
 変わったシステムがあるんだなと思いっていると、ダイトさんが、

「それで異世界転移者か。うちにも異世界転移者がいて変わった能力を持っているが、どんな能力を持っているんだ?」
「ちゃちゃっと絵を描く能力です」
「……それは戦闘に役に立つのか? 絵を描く能力だろう? 攻撃用の魔法は?」
「ちょっと俺の魔法は戦闘に向かなくて」
「……それならギルドの裏方として働くのも手だぞ? 後は商業ギルドという手もあるが……」

 そう心配されたが俺としては、

「ですが一度くらいは冒険したいです。魔法を使って」
「あ……うちの転移者も同じような事を言っていたな。そうか。まあ一度経験すれば諦めがつくだろう。っと、話していたら、うちの異世界転移者が帰ってきたな。お^い、コジロー」

 そこでギルドの入り口から入ってきた、黒髪の俺と同じくらいの少年をダイトさんが呼んだのだった。

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