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『外伝:青』崩壊した世界に来たけど僕はここでもお栄ちゃんにいじめられる
継ぎ接ぎの絵描きと兄妹になる話
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と繋がることに成功しました。」
昼過ぎ頃。
寝起きの性行為を楽しんでいる葛城財団代表、葛城恋。
そんな彼に対してひざまづき、作戦結果を報告している者がいた。
「ほう…で?」
「夢で彼を殺せば、現実でも死に絶えます。彼が私を信用しきって油断したその瞬間、私が殺すといった手順です。」
「回りくどい。もう少しサクッとできねぇのか?」
サーヴァントを犯しながら代表はやや怒りを込めて返事をした。
彼は怒っている。
そう感じとり、オロオロしだす彼女。
「そ、それは…。」
「おい。俺様のサーバントに相応しい仕事ぶり見せろ。分かってんのか?絵ぇ描く事しか能のねぇ穀潰しがよ。」
そう、彼女はサーヴァント。
葛城恋の持つ歪な聖杯によって呼び出されたフォーリナー。
弟が三騎ものフォーリナーを連れているということを聞き、いてもたってもいられなくなった彼はこうして自分だけのフォーリナーを召喚したのだ。
弟が持っていて、兄が持っていないのはおかしいからだ。
「…。」
「いいか?俺様の命令は絶対。遅くとも1週間以内に必ずあのクソガイジを殺せ。出来なかったら…分かるな?」
そして代表は召喚したフォーリナーに葛城舞の暗殺を命じた。
そんな彼の殺害命令を受けたフォーリナーの名は。
「はい…マスター様。あなたの願いは…このゴッホが…クリュティエ=ヴァン・ゴッホが必ず成し遂げてみせます…!」
フォーリナー、ゴッホ。
舞が夢の中で出会った、あのゴッホであった。
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