ちょっと堪えました
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ウンターを合わせ、クリティカルヒットのボーナスでHPを削り続けた。
ボスのHPが五段目になった時、またセンチネルが沸き始め、格闘スキルで始末したが。
――――自動回復でボスのHPは再び四段目に戻っていた…………それの繰り返しだった。
アスナ達が戻って来たのは、ボスのHPが五段目に差し掛かった時で、完全にセンチネルも沸かなくなっていた。
「ちょっと、あんた大丈夫!? 何で上半身裸なの!?」
「全部ぶっ壊された――――何しに来たんだ?」
「――――馬鹿っ!! あんたに装備を届けに来たのよ!!」
リズがメニューを開き、大量の剣と鎧を一着渡してきた。
「耐久度がまともな剣を一本だけでも良かったんだぞ?」
「シリカが今にも飛び出しそうだったから――――色々理由付けて武器作るのに付合わせたのよ。
ご注文どおり、耐久度と重量強化にしてあるから、簡単に折れられるんじゃないわよ?」
「おー、そりゃご苦労さん、ありがたく使わせて貰うよ」
「帰ったらコキ使ってやるから、覚悟しなさい!! シリカにもちゃんと謝るのよ!?」
「了解、ちょっくら行って来る」
既にフロアボスのHPが残り少なくなっていて、俺が辿り着く前に――――キリトの一撃がトドメを刺した。
「アスナ様――――申し訳ありませんでした」
「――――申し訳ないじゃないでしょッ!?」
俺は深く頭を下げて謝って、キリトに向けて顔を上げる。
「そちらの方も私の為に申し訳ありません、是非お礼を――――」
「いや、俺は遠慮させて貰うよ、ボスのドロップがコレでね」
キリトがメニューを操作すると黒のコートが別のデザインに切り替わった…………それでも黒のコートだが。
「コレだけで充分さ、ついでに第十一層の街も開放してくる――――またボス攻略で会おう」
そう言ってキリトは第十一層へ向かった。
「帰ったら圏内戦闘五回戦ね?」
「………………寝てからで良い? 今日で四徹目なんだわ」
「…………起きたら必ずよ?」
「了解しました、副団長殿――――団長もそちらの方も来て頂いて、申し訳ありませんでした」
俺は団長とゴドフリーに頭を下げて謝った。
「クラディール、私達よりも先ずは彼女に謝りたまえ」
団長の後ろからシリカが顔を出した。
「――――大丈夫でしたか?」
「あぁ、何とかね、悪かったな、心配を掛けた」
「もうあんな事しませんか? 約束してくれますか?」
「…………どうだろうな? 次もやるかも知れん」
「そんなのじゃ、許してあげられません」
「そりゃ参ったな…………」
「あたし強くなります。 だから、もうあんな
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