暁 〜小説投稿サイト〜
【自作イラスト追加しました】ちゃちゃっと絵を描く能力で世界最強!〜追放されたい俺を女神さまが放してくれない〜
この世界の神話、魔王誕生編と聖女の関係について
[2/3]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
の内一人は幼い男の優秀な神様で、残りは女性の神様だったのだそう。なんでも神々の世界で、男性神ばかりなので女性の神も増やそうではないか、といったものの一環だそうよ」
「……」
「それで、私たちの世界の少年神ゼロ様と、女神フェリル様、アリル様、ヴェリル様、エリル様の五人が最初にいたけれど、その中のエリル様という……女神さまがものすごく性格が悪くて、嘘を吹き込んだり、女神さま達を争わせるような嘘を言ったり、少年神に変な態度をとったりとやらかしていて、他の三人の女神さまに嫌われていたらしいの。そしてある日三人で女神さまがパーティをしていたら、そのエリル様という……女神さあが呼ばれなかった腹いせに、三人の中で最も【美しい女神】に送る、と言って一個のリンゴを送ったらしいの」
そこまで聞きながら、この神話、どこかで聞いたようなことがある気がするな……と俺が思っていると、
「それで三人の女神さまが争いになって、少年神のゼロ様が、何とか三人に仲直りして欲しくてある【少女】にお手伝いをお願いしたの。そしてその【少女】は女神さま達に、私を選んだら富を上げるわよ〜、といった誘惑をされたようなのですが、彼女の出した結論は『そのリンゴを三つに分けて食べるべきです。美しさの形は一つではありません。それを一つとする事が間違いなのです。木々の葉の木漏れ日と宝石の輝きを同列の美しさで比較するのですか? できません。けれどどちらも美しいのです。ですから比べる事は出来ない【美】なのです。ですからそれを三つに分けて食べ、わざと争わせるように言ったその女神さまをボコボコにしに行きましょう』といったそうなの」
「うん、俺の知っている神話じゃなかった」
「え?」
「いや、なんでもない、続けて」
「……それでそのエリル様を三人の女神さまがボコボコにしたら魔法が解けて、実は男性の神様だってバレたの。神様のルールで女神さまの枠で入ったから、当然ルール違反になって失格になり、この世界の神様はやらせてもらえなくなって今はどうしているか分からないらしい。ただ、腐っても神様だったので、その怨念が魔王という形で残って時折復活することになったの」
「そ、そうか」
「そしてその提案した少女が初代聖女で、結局、ちょっと優れた魔力などが子孫にも発現するようにしてもらう、というよ願いを叶えてもらう形になったらしい。それで、その時のご縁で気に入られたせいか時々私たちの所に女神さまが遊びに来たりするの。そして、追放された原因である私達聖女を、魔王の怨念が狙っていたりするのだけれど……大抵女神さまの庇護下にあるからそこまで危険にはならないはず、だったんだけれど」
「女神さまがいなくなった?」
「そう。それもあって、元々昔からこっそりリセとはあって遊んだりしていたから……事情を知った時は驚いたけれど、一緒
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ