暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga24-A真実を越えた先にて待つもの〜Before the final stage〜
[8/8]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
も、もう切れていると見ていいだろうし・・・」
「これでマイスターの真実が、はやて達みんなに伝わっちゃうね。良かったの? 死を偽ってまではやて達と縁を切ろうとしてたのに」
アイリにそう言われた俺は、自分がクズだってことを嫌でも思い知る。ディアーチェ達を召喚したのは、ルシリオンの最期が近いということもあり、はやて達と最後の再会をさせるつもりなだけだった。それがはやて達にもディアーチェ達にも恩返しになる、と考えたからだ。しかし、俺の真実を伝える機会を与えた上で放った以上は、それは・・・。
「卑怯者だな、俺は・・・」
俺は死んだと思わせてはやて達を悲しませておきながら、実は生きていました、俺のことを忘れないでください、それをディアーチェ達から伝えさせる。最低すぎる・・・。
「大丈夫! アイリ、そんなマイスターでも大好きだから?」
「ありがと(卑怯者だっていうのは否定しないんだな。事実だから構わないけど)」
眠気も完全に吹っ飛んだ俺は椅子から立ち上がり、最終フェイズのための出撃準備に入る。アイリを伴って部屋を出よう・・・とする前に、首だけ振り返る。視線の先、部屋の奥の椅子に座る、頭からすっぽりと布を被る“王”に向かってアイリと一緒に「いってきます!」と告げた。
部屋から出、廊下で待機していた猫、「エルフテ」の名前を呼ぶ。元は二足歩行で貴族服を身に纏っていたが、シュテルの指示で素っ裸で四足歩行を徹底するようになった。
「最後の仕事だ。いくぞ」
「了解です」
「アイリが抱っこしたげるね!」
アイリの胸に抱きかかえられたエルフテを伴い、俺とアイリは本局へと向かった。
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ